いだてんは平和エモい

「大河は戦争のシーンが無いとなあ」

普段は大河好きなのに、今年の大河は見ていない友人たちの総意である。

視聴率が低迷してる、とのニュースも流れているので、あながちこの意見はハズレてはいないのだろう。

私はといえば、中学の時に見た秀吉(竹中直人さん主演)を最後に、大河から離れた。

鎧がぶつかり合い、虫けらのように人が死んでいくのが嫌だったのだ。

戦国時代だろうが、明治維新であろうが
命が「政治」のためにボンボン消えていくのを見るのは辛い。

こうして20年以上大河ドラマから離れていた私を見事テレビ画面の前に舞い戻らせたのが「いだてん」だった。

誰も鎧を着ていない。誰も虫けらのように死なない。

オリンピックという「平和」の象徴と言える祭典に、日本で初めて参加した男と、その祭典を日本に招致した男の物語。

良いではないか。

駅伝好きオバサンとしても、このドラマはとても魅力的だ。

金栗氏は箱根駅伝創設に携わった人物であり、箱根駅伝のMVPは金栗杯。
なのに教科書には1ミリも登場しないがゆえに、どんな人なのかほぼ知らない金栗氏の足跡を大河ドラマで見ることが出来るなんてエモい。

オマケに私は落語好き(笑)

志ん生をたけしさんが演じることにいささかの抵抗はあるが、大河ドラマに志ん生がレギュラーで登場するなんてエモ過ぎるのである。

平和な大河。エモくて大いに結構。

1回ぐらい戦争が無い大河があっても良いじゃない?

私としてはいつか縄文弥生時代あたりをやって欲しいけど、時代考証難しすぎてたぶん無理だな(笑)

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