こんばんは。クチン先生です。
今日は久々の秋晴れだったので、近くの公園に行って読書をしました。
普段は引きこもりのごとく家にいるのですが、外に出て自然を感じるのもいいなぁと思いました。

技能実習生ってそもそも何？

よくニュースで「技能実習生が暴力にあいました」「技能実習生が大麻を栽培していました」とネガティブなニュースを目にするかと思いますが、そもそも技能実習生って何なんでしょうか。
おそらく多くの方が海外から日本へ働きにきてると思っていると思います。

建前は「人づくり」

日本はあくまで「人づくり」を目的としているので、労働力として実習生を扱ってはいないんです。
ただそれは本当に建前で、実習生自身も日本でお金を稼いで母国の家族に送金したり、家を建てるお金を貯めるために”働いて”います。

実習生がどうやって日本へ来るか

前回のブログでも実習生が日本へ来日するまで約６か月かかるとお伝えしました。今回はもう少し詳しく解説していきたいと思います。
まずざっくりとした流れはこちら↓
①企業さんから監理団体へ、実習生の申し込み
②送り出し機関（以下送り出し）が候補者を募集
③企業、監理団体、送り出し機関、実習生が面接
④監理団体が技能実習計画を作成
⑤技能実習計画を外国人技能実習機構（以下機構）へ提出
⑥機構から認定が下りる
⑦認定を元に監理団体が在留資格認定証明書（以下COE）の申請書を作成
⑧COEを出入国在留管理局（以下入管）へ提出
⑨入管がCOEを監理団体へ送付
⑩監理団体がCOEを送り出しへ送付
⑪送り出しがCOEを元に日本大使館へ査証（VISA）申請
⑫日本大使館からVISAが下りる
⑬入国
なっっがいですね～～(笑)
漢字多すぎて見るのも嫌になりますね。
入国まで大変なのは、色々なところに書類を提出して、許可をもらわなければならないところです。許可を貰えない限り入国はできない（費用もとれない）ので、監理団体は一度面接までしたら死に物狂いでCOEまでやります。

給料＜実習生を入国させる

私は①～⑬まですべて行っていたわけですが、正直自分の給料はそこまで高くありませんでした。（ボーナスも0.5ヶ月分とかでした・・・）
給料は高くなくても実習生が無事入国できるように、入国した後も問題なく実習ができるようにとの思いで書類のクオリティは落とさずやっていたと思います。
実習生は私の顔も存在も知りませんし、お礼を言われることもありません。
ただ実習生が無事に実習をできるように書類を作成する、その気持ちで働いていました。

実習制度には多くの人の思いやりがある

私だけではなく、外国人技能実習機構や入管庁も実習生が何かトラブルがあると親身に相談に乗ってくださる方が多いと思います。
実習制度がいいニュースで溢れかえるような未来になれるように私も微力ながら頑張っていきたいと思います。