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技能実習生が日本人雇用よりいい理由

こんにちは。グローバルネットワーク協同組合 鹿児島営業所の二木です。

「技能実習生は日本語能力や文化の違いなどデメリットに目が行きがちだけど、よくよく考えたらメリットを上回るのではないか。」

 先日、技能実習制度について知りたいという福祉施設の方に制度説明をした際に最終的に出てきた言葉です。
その方が指摘した技能実習生のメリットは
・技能実習生は最低3年間は働いてくれる。
・採用計画が立てられる。
・業務マニュアルの見直しができる。
以上の3点が技能実習のメリットと判断していました。

これからその中身について見ていきます。

☑技能実習生は最低3年は働いてくれる。

技能実習生は最低3年間はいてくれます。
そして、特定技能なども合わせれば最長10年働いてくれます。
さらには介護福祉士の資格を取ると在留資格「介護」という資格で働きことができ、期限なく働くことができます。

この3年間は働いてくれる。というのがとても心強いと言っていました。
なぜなら、日本人の場合は離職率が高く、採用してからも辞めないか心配が絶えないとの事でした。

これを裏付けるデータがあります。
「令和3年度 介護労働の現状について」によると
介護職員の無期雇用職員の離職者は
1年未満の者     33.6%
1年以上3年未満の者 25.4%
となっており、3年未満で約60%の人が離職しています。
これでは、安心して施設経営をすることはできません。

公益財団法人 介護労働安定センター作成
「令和3年度 介護労働の現状について」より

人材確保・育成の時間(採用活動や面接、入職時教育など)や離職に対する他の職員のメンタル的負担や仕事増による肉体的負担も大きなコストとなります。

☑採用計画が立てられる

技能実習生は募集をすれば、ほぼ確実に採用することができます。
そして、面接から入国、配属まで1年弱でかかります。
この1年弱の期間がネックという意見がありますが、確実に入ってくる方がメリットは大きいと考えます。

1期生が入国した時点から採用活動を行えば、次の年には確実に人が入ってきて、人繰りがやりやすくなります。
また、先輩実習生がいる間に次の実習生を受け入れれば、先輩実習生が後輩を教えることで指導の負担も軽くなります。

☑業務マニュアルの見直しができる。

これは実習生を受け入れる事での副産物のようなものです。
外国人労働者を受け入れるにあたって、教え方や職場内の略語、人によって違うモノや作業の洗い出しをすることができます。
また、技能実習生にやさしい日本語で接するのを心がけるので、既存の職員同士や利用者に対してもわかりやすい日本語で話しかけるようになるといった声もききます。

以上、今回は「技能実習生が日本人雇用よりいい理由」というテーマで書きました。
介護業界での
「人が集まらない。」
「離職率が高い。(定着率が低い。)」
といった求人に対する悩みは、尽きないと思います。
上記のようなことの解決策の一助に是非、技能実習生をご検討ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

貴重なお時間を頂き、ありがとうございます。

今後も技能実習にまつわることを発信してまいりますので、応援よろしくお願いします。

今回の記事は以下の調査報告を一部参照させていただきました。
他にも興味深い項目があります。是非、下記のPDFをご覧ください。

http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2022r01_cw_genjou.pdf

鹿児島県の技能実習の受入れは
グローバルネットワーク協同組合 鹿児島営業所」にお問い合わせください。
メール:futaki@global-network.jp

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