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n番目の部屋事件を受けて活動名を変えました

※もともとは限定公開でしたが、事件が解決へ進みだしたので、3/26に公開とさせていただきました。

こんにちは。このたびTwitter およびnoteでの活動名をMary Yoshi(メアリーヨシ)という名義に変更することにしました。
単純にSNSでのハンドルネームを変えただけなんですが、コロナが流行し、なかなか人と直接会えない今、SNSは第二の現実になりうると思うので、こうして記しておくことにしました。
また、これからお引き受けするネット上のお仕事は、なるべくMary Yoshiの名義でやっていければと思います。(媒体によって要相談させていただければ嬉しいです:girlsmetropolis@gmail.com)
現在連載中のAMでは、変わらず旧名義で連載していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。

以下は名前の由来や変えた理由、備忘録のようなものです。

* *

Mary(メアリー)という名前はわたしが12歳の時、オーストラリアの小学校でつけてもらったものです。もともとは「みおり」という名前を「Miori」と明記すると、名前の発音がむつかしい(できない)と言われたのがきっかけでした。「Miori」と音が似ている「メアリー」と、「Miori」をオーストラリアっぽく読んだ「マイオリ」どちらがいい?と、聞かれて、メアリーの方を選びました。
以来、高校時代・大学時代と15年以上使い続けてきた名前です。

高校時代に至ってはあらゆる持ち物にメアリーと記載し続けてきたので、いっときは「みおり」よりも「メアリー」のほうが自分にとってしっくりくる名前でした。

そんなわたしが芸能および文筆活動で「みおり」の名を選択したのは、というか、本名のフルネームを使うことを選択したのは、選択的夫婦別姓が日本には無いことが理由でした。

いつか、子供が欲しい。そのために誰かと結婚したら、世の中にわたしの名前が無くなってしまう。誰かを愛することと引き換えに、わたしのアイデンティティが奪われる。そのことが、小さいころからずっと恐ろしかったのです。

せめて仕事上は自分の名前を残したいと思って、本名で活動してきました。
書類の上ではわたしの名前が無くなっても、わたしがずっとわたしの名前で呼ばれるために、わたしは仕事を頑張ってきました。

でも、名前を変えようと思いました。
理由は以下の事件がきっかけです。

以下は有料にさせていただきますので、さきに挨拶をさせてください。(※3/26に公開とさせていただきました。ご購入くださった皆さん、ありがとうございました)

わたしがもっと自由になるために、ネットではこれまでとは別名義で文章を書くことに決めました。
わたしはコロナが収まったら、外国へ出ていきたいと思っています。Maryという名前はかなり一般的な名前ですし、わたしの名字のYoshi という音は吉野家のおかげでわりとポピュラーな反応をしてもらえることが多い印象です。
また一から勉強をして、積み上げて、これまで応援してくださった皆さんにより良い作品を届けられるよう頑張ります。
毎日を闘う人たちが、生活を忘れ、没頭し、ため息をつき、帰ってゆく。そういった美しきものをつくれるよう日々闘い続けます。

Mary Yoshi

* *

わたしが名前を変えようと思ったきっかけは、以下の事件とツイートがきっかけです。
※あまりに恐ろしく、震えが止まらないような事件です。気分を害する可能性があるので、ぜひ閲覧にはご注意ください。


本当に、苦しくて悲しくて、頭のおかしくなるような事件です。
また、このようなことは世界の各地で起こっていることだとも思います。
言葉も国も違うけれど、同じ痛みをかかえる女性と連帯したい。そう思うのに「この話題に言及する人はマジで個人情報気を付けて欲しいなと思った」この一文にわたしは震えあがってしまいました。

つまりどういうことかと言うと、この事件に対して言及した女性を晒し上げ、危害を加えるような動きが本国ではあると言うことです。

ツイートにはたった数十字、善意の警告文が書かれているだけです。
けれどその数十字に込められた「報復の可能性」にわたしは恐ろしくてたまらなくなりました。わたしはTwitterのアカウントにロックをかけました。一部ツイートも削除しました。

もちろん、「この話題に言及する人はマジで個人情報気を付けて欲しいなと思った」というツイートをした方には口をつぐませようとした意図はありません。
実際に起こりうる危険性を教えてくれたのです。そして実際にそのような危険にさらされる可能性は十二分にあるでしょう。
わたしが言いたいのはツイートした方がどうのこうのではなく、これすらも加害者側の思惑通りなのだろうと言うことです。
たった一行の言葉で、人間の口はつぐませられてしまうのです。
たとえ海を越えた遠くに居ても。

このように、言葉の威力は計り知れないほど大きいものです。でも、そんな言葉の威力を知っているからこそ、わたしも言葉を使いたいと思いました。言葉を奪われたままでたまるかと思いました。

わたしがもっと自由になるために、わたしは別名義でネットで文章を書くことに決めました。そしてこの状態をなんとかしようと訴えている、本国の女性たちに敬意を払い、心から連帯したいと思っています。

Mary Yoshi

追記(3/26)

ものすごい勢いで韓国社会がこの事件を解決しようと進んでいることを受けて、公開にしました。事件を闇のままにしなかった文大統領、そして何より、わたしの想像を超える以上に声をあげた韓国の女性たちに心から敬意を払います。

世の中は変わる。だから声をあげなくてはいけない。声をあげれば、世の中は変わる。

小川たまかさんが記事にしてくださっています。ぜひお読みになってください。

また、Twitter名ですが、父親がしつこく「芥川賞をとりたい芥川未織です!ってキャッチフレーズどう?!」と聞いてきたので、その案をちょっと採用して「Actor_River(アクターリバー)」と名乗っています。けっこう気に入っているので、このまましばらく名乗り続けると思います。

ネットに文章の上がる文筆活動をしてるのにそれってよくないのかな?と思ったんですが、『美容は自尊心の筋トレ』の長田杏奈さんもTwitterでは「おさ旦那」さんだし、別にいいか~あたしがかわいと思ってりゃそれでいいか~と思ったので、このまましばらく名乗り続けます。

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(何度も読みすぎてコーヒーこぼしてるし、何にも盛れてない本の写真)

それでは、明日もお元気で。皆さん体調にだけは気をつけてお過ごしくださいね。明日は11時に新作が掲載されます!またお知らせしますね。(ブログで返事しますと言った件は、執筆中なので少々お待ちください。)

それじゃあおやすみなさい。

Mary Yoshi

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