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希望の世界

希望って、良いものかな?

僕は、そうは思わない。

希望って、恐ろしいものではないかな?

だって、僕が希望の通りにできなかったら?

やり方、振る舞いを間違えたら?

嫌な目に遭ったら?

苦しい思いをしたら?

それらが全て、希望、ということで、

正当化されてしまったら?

それでいいのかな?

僕は?

正当化された希望が、

本当に正しい?

それに対して、思うとか、考えるとか、

僕の思いは、無視されるのかな?

だって希望だから?

なら、希望は、恐ろしい。

そこに、僕はいないから

だから、希望は、なくてもいい

たとえ、終わりに向かうのだとしても、

なにもないのだとしても、

その代わりに、平穏で、平和で、

だからなにもない、終わるだけ、

というのなら、絶対にその方がいい。

なにも分からなくてもいい。

なにも知らなくてもいい。

一人でもいい。

理解されなくても

正当化されなくても

逆に、希望という合理化で、

世界が正当化されるときが来たら、

僕はもう、生きられないだろう。

だってそれは、僕の希望で、

また、世界の希望でもあるからだ。

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