低脂肪牛乳（スキムミルク）でフロスミルクを作ろうとスチームしても全くできなくてフラットになってしまう時ありませんか？

オーストラリアの６月現在は冬です。実は冬になるとたまに起きる『この現象』について、目からうろこ状態になりました。

先日、マーガレットリバー（パースから南へ４時間位の穏やかなワイナリーなどで有名な町）出身の同僚に、
『スキムミルク今日まったくフロスミルク出来ないわ。
あ、なんでか知ってる？
冬は牧場の草が生えなくて食事が牧草ロールになったりして牛の食事が変わると起きるんだよ!』

日本ではこの現象があるのかどうかわかりませんが、だから冬にしか起きないのか！！とすごく納得できました。

食べ物に栄養がなく、牛乳にプロテインが多く含まれないとミルクの泡と牛乳の中のプロテインがくっつかず上手く泡が出来ないという事です。
ちなみに低脂肪牛乳以外にも、普通の牛乳でもたまにプロテインが足りないのか綺麗なフォームミルクが出来上がらないことがあります。
（ちなみに夏でも起きました）

まず何故ミルクに泡が出来るのかがわからない方はこちらの記事も読んでください↓

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以下上の記事より転載

WHY DOES MILK SOMETIMES REFUSE TO FROTH?

Even if you always use the same kind of milk or the same technique, sometimes the milk simply does not cooperate, forming foam that disappears in seconds. This is not only frustrating but mystifying. Part of the explanation is the presence of free fatty acids, monoglycerides and diglycerides, which are compounds that form when enzymes or bacteria attack the milk fat in a reaction called "lipolysis." If these new compounds are too numerous, they will cause the foam bubbles to burst. There are several reasons for this phenomenon, including the way in which the dairy cows are fed, the phase in their lactation cycle, poor weather conditions and even the technique used to chill the raw milk at the farm. At home, lipolysis can also occur when milk has been improperly stored. It is critical to always store milk in the refrigerator at 40°C (4°C). Also keep in mind that fresh milk usually froths better than milk that's been refrigerated for several days. In other words, when milk refuses to froth, there's not much you can do about it—other than hope that your next litre of milk will yield better results.

（ざっくり翻訳）この現象についていくつか理由があるが、どう牛が餌を与えられているのか、どの授乳のフェーズなのか、気候のコンディションが悪いとか、農場過程でどのように新鮮なミルクが冷やされているかなど。
家庭では、保存温度が適切ではないと脂肪分解がおきる場合がありま、４度以下で保管する事が重要です。
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言い換えるとミルクが泡立たない場合、あなたが出来ることは特にありません。次のミルクの収率がいいことを願いましょう。

この現象は海外だから起きるのでしょうか？日本のカフェの人でもし知ってる人がいたら教えてください。少なくともパースで働いているバリスタはスキムでフロスがあまりできなくても心配しなくてよいです。忙しい時にこの現象が起きると少しイラっとしますけどね。

という事で、オーストラリアでそういうことが起きたらあきらめましょう！笑