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声は出ないけれど愉快な仲間たちを紹介したい

ごあいさつ

こんばんは! みなさんお元気ですか。 私は先週喉の風邪をひいて、その後遺症で現在、普通のボリュームの声がまったく出ない状態です。ガラガラ声も通り越してカスッカスです。ありとあらゆることをひそひそとささやき続けて、早4日が経ちました。
さて、今日のnoteは日記でなく宣伝です。思うようにしゃべることができない分、文章で語ります! ここで語らせてください!


新刊(+α)通販予約開始


さて、この度、2021年5月16日(日)第32回文学フリマ東京に向けて、2冊の新刊を制作しました。先週までの日記で「原稿が終わらない!」と言い続けていた(そして入稿前に風邪で倒れた)のですが、相方メイコのおかげで無事印刷会社に入稿し、2冊とも現在完成品待ちの状態です。やったー!

さらに、完売していた既刊2冊も再版することになりました! わー! ぱちぱち!

このnoteを読んでくださっているみなさんに、「ぜひ文フリにいらして、本をお手にとってみてください!」とお伝えしたいのはやまやまなのですが、この状況下、文フリ会場に行きたくても行けない方がたくさんいらっしゃると思います。イベント自体も実施の可否がまだ不明ですし。

というわけで、文フリに参加できない方に新刊&文フリ気分をお届けすべく、通販予約を開始しました。



文フリ前日(5月15日23時59分)までの予約分については、在庫を確保し、16日に発送させていただきます。
予約期間中の通販価格はイベント会場頒布価格+送料とさせていただきますが、その後はBOOTH手数料の関係で若干値上げする予定です。

さーて、前置きはここまでだ! ここらで、愉快な仲間たち(通販お品書き)を紹介するぜ!(病み上がりの謎テンション)


「新刊セット」


・早乙女ぐりこ「東京一人酒日記2~未知との遭遇編~」
・ChambreBlanche「魔女のふたりごと」

上記2冊をセットにしたのがこちらの商品です。

この商品はセット割価格になっているので、単品でそれぞれの本を購入するより少しだけお得です。今ふと思ったけど、文フリ会場でもセット割やるのかな? ちょっとメイコと相談しますね……。


新刊「東京一人酒日記2〜未知との遭遇編〜」


新刊セットにふくまれる2冊の本は、もちろんそれぞれ単品でも購入できます。まずは個人本の方から紹介します。

「東京一人酒日記2~未知との遭遇編~」は、2年前に刊行した「東京一人酒日記〜丸の内SAKEスティック編〜」同様、著者が東京都内で一人で酒を飲んだ日の出来事や考え事を書き連ねた本です。タイトルからしていかにも前号の続編っぽい感じですが、一話完結なので前号を読んでいなくてもまったく問題ないです。

前号のコンセプトは「丸の内線沿線で飲んだくれる」でしたが、今回のコンセプトは「感染症流行下の東京で、世界の酒と料理に出会う」です。旅行に行けない、会食もできない今だからこそ、一人酒を通して未知のものに出会いたい、という思いで企画しました。昨年夏から台湾のローカルフード・ルーロー飯にはまっていて、あちこちの店でルーロー飯を食べたので、特集として「東京ルーロー飯日記」も収録しています。

今回は期せずして、第二次緊急事態宣言発令後に最初の取材(一人酒)を行い、第三次緊急事態宣言直前に最後の取材を行うことになりました。時節柄、店舗で飲食せず、テイクアウトやウーバーイーツなどを活用している回もあります。(取材中は、飲食時以外のマスク着用・アルコール消毒液の持参など、感染症予防に努めました。)

現在も東京都は緊急事態宣言発令中で、都内飲食店には酒類提供を控えるように通達が出ています。そんな時分に都内飲食店の酒レポなんて、という声もあるかと思います。しかし、私はこれまで一人酒で何度も救われてきました。だからこそ、飲食店が大変な状況にある今、私の感じたその店の魅力や、その店で過ごしたすばらしい時間について誰かに伝えたいと強く思いました。その思いを形にしたのがこの本です。これからも、また誰もが気兼ねなく店で飲める日が来ると信じて、その日のために自分にできることをやっていくつもりです。


この本のあとがきでも触れていますが、第32回文学フリマ東京でのこの本の売り上げは、ミャンマー市民の支援団体に全額寄付します。万が一文学フリマが中止になった場合には、5月中のBOOTH通販の売り上げについて、同様の措置をとります。この本の中で高田馬場ミャンマー居酒屋で飲む回があり、それがきっかけになって寄付を決めたのですが……詳しくは、本を読んでいただけると……!(宣伝ですみません)


新刊「魔女のふたりごと」

こちらは、ChambreBlancheの新刊です。ChambreBlanche(しゃんぶるぶらんしゅ。以下「しゃんぶる」)は私と友人の一ノ瀬迷子(イチノセメイコ)が二人でやっている文芸サークルです。私は未だにこのサークル名を正しく書くことができず、Gmailにログインできなかったり、校正でメイコにスペルを直されたりしています。

単著の酒日記とは打って変わって、こちらは〈魔女〉をテーマにした、おしゃれ☆アンソロジーです。

しゃんぶるの本は毎回、相方の一ノ瀬迷子が、凝りに凝って素敵な装丁に仕上げてくれています。今回の本は表紙はもちろん本文ページのデザインも本当にクラシックでかわいいので、ぜひ、隅々までご覧いただけたらと思います。随所に散らばる魔法陣~ラブ~!


私は、この本で、自分から切り離されていく身体の一部(髪の毛や爪など)に執着する女の子が、自分を魔女だと思いこんで……という小説を書きました。創刊号に寄せた小説「あるヘル・キャットの覚え書き」の主人公に負けずとも劣らない、認知のゆがんだ陰キャ主人公が爆誕しました。

「この小説、気持ち悪くない?」とメイコに聞いたら、「気持ち悪いところがいい!」と力強く励まされました。メイコありがとう……(涙)。

ちなみに、今回メイコが書いた小説はめちゃくちゃ爽やかで明るいので、本としては陰陽のバランスがとれていると思います。私はこれまで読んできた彼女の小説の中で、今回の新作が一番好きかもしれないです。

小説以外にも、〈魔女〉をテーマにしたミニコラムあり、みんな大好きメイコの婚活エッセイあり、詩もありで、読み応えばっちり賑やかな本になっています。個人本ともどもどうぞよろしくお願いいたします。


既刊「東京一人酒日記〜丸の内SAKEスティック編〜」

昨年9月に某テレビ番組でチラッと取り上げていただいたこともあり、第一刷・第二刷ともに完売し、これまで私が作った本の中で一番多くの方に読んでいただいた本になりました。前回文フリで、紙の書籍で手元に置きたいというお声をいただき、今回新刊「東京一人酒日記2」の刊行と同じタイミングで増刷することにしました。新刊と併せてお手に取っていただけたらとてもとても嬉しいです。

※前回文フリ時、紙の書籍が売り切れだったために電子版をお求めくださった方、もしまた文フリでお目にかかれたら増刷した書籍版を進呈したいと思いますので、ぜひお声かけください!


既刊「あなたは猫を盗む旅に出てもいいし出なくてもいい」


しゃんぶるの記念すべき創刊号です。創刊号なのになぜかテーマは「不倫する女/しない女」という、謎に攻めの姿勢を貫いた本になっております!

随所に猫モチーフが多用されていて、細部までとても可愛らしい本です。レイアウトも掲載作品も、今回の新刊「魔女のふたりごと」と共通する雰囲気を持った本だと思うので、「魔女のふたりごと」の通販ページを見て気に入ってくださった方がいらっしゃったら、こちらも併せてお薦めしたいです。


以上、BOOTH通販ページに今回新たに加わった愉快な仲間たちを紹介させていただきました。文フリで直接お会いすることはかなわなくても、お時間があるときに通販ページにちょっと立ち寄ってお好みの作品と出会ってくださったら、本当に本当に幸せです。同時に何冊頼んでも送料は一律です。

声の出ない私の長々としたおしゃべり(宣伝)にここまでお付き合いくださって、ありがとうございました。みなさまどうぞお体にお気を付けください! 特に喉! 

では、おやすみなさい。



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