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変化を支えるPinkの心意気:ノルウェイ女子ビーチハンドボールチームのウェア罰金問題と世界の動き

ビーチハンドボール欧州選手権にて、ノルウェー女子チームが、男子チームのように短パンを着用し「不適切な格好」で試合に臨んだと罰金を課されることに。

その罰金をシンガーのPinkが肩代わりすると表明。さらにEHF(ヨーロッパハンドボール連盟)は「性差別主義」で罰金を科されるべきだと指摘した。

欧州ハンドボール協会の規律委員会の声明によると、同チームは2021年欧州ビーチハンドボール選手権のブロンズメダルを獲得したスペイン戦で「不適切な服装」を着用したとして、1,500ユーロ(約1,768ドル)の罰金を科せられていた。

国際ハンドボール連盟の規則では、男性は膝上10cm以下のショートパンツを着用することが定められている。一方、女性向けのルールはより具体的で、露出度が高いものとなっている。

「女子選手は、脚の上部に向かって上向きにカットされた、フィット感のあるビキニボトムを着用しなければならない。」「サイドの幅は最大10cmとする。」と規定されているのだ。

現在開催されている東京オリンピックでは、ドイツの女子体操選手達が、足首まで覆うユニタードを着用した。ドイツ体操連盟はこのユニホームについて、「スポーツを性の対象とすることに対する抗議声明」と位置付けていた。

競技をするのは選手だ。その意思や意向を無視して、いい試合しろと言うのは本末転倒だし、拷問だ。

それに対して世界が声を上げるようになってきたのは、素晴らしいことだ。まだまだ、このビーチハンドボールのノルウェイ女子チームのようなこともある。しかし、それをサポートし支援しようとする世の中の動きもあるのだ。Pinkのように。

翻訳
ノルウェーの女子ビーチハンドボールチームが、自分たちの「ユニフォーム」に関する非常に性差別的なルールに抗議したことを、私はとても誇りに思います。ヨーロッパのハンドボール連盟は、セクシズムに対して罰金を科すべきだと思います。いいことだ、女性たちよ。私が喜んで罰金を払ってあげよう。これからも頑張ってください。

一言、カッコ良すぎる。

そのPinkが、昨年3月16日にパンデミックで家に篭り始めた頃、Instagramに投稿した自宅からのフリーコンサートの映像がある。

そのピアノも歌も本当に痺れるので、ここにシェアしよう。

変化の時には色々ある。理解の浅い人々にも遭遇し、傷つくこともあるだろう。だけど、直接知らなくても、元々接点はなくても、応援し支えてくれる人々や大きな協力があるということを忘れないでほしい。

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