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現代の日本と農業

農業。
それは食という人間にはなくてはならないものを支えるものである。
しかしその農業が今日本から姿を消してしまっている
人間が人間として生きるためには、
まず食べなければ生きることができない。
大切な「食」を支える日本の農業はなぜで衰退してしまったのか。
それを紐解くためには、
戦後間もなくのGHQの政策にまでさかのぼらなければいけない。
もともと日本は江戸時代から明治初期にかけては
自給率はほぼ100%でした。
しかし人口の増加や、不作、戦争などが続き、日本は輸入に頼らざるを得ない状況に陥ってしまいました。
そこから輸入などに頼り、戦後まで日本は進みます。
大東亜戦争終結から約20年1967年にはお米だけではありますが、完全な自給を可能にする量を生産することができていました。
しかしGHQの政策の中に罠がありました。
GHQの政策の第一が日本の自給率を下げ、
アメリカの余剰農作物の処分場所とし、それによって日本の食を支配し、
米国に対抗することができないようにすることでした。
そのためには、食文化そのものを変える必要がありました。
お米を中心とした食から小麦中心の食が増えていきました。
戦後一気にパン食が増えたのです。
学校給食から始まり、小麦や牛乳など今までではなかったものが日本の食の中心となっていきました。
そして見事に日本はその政策(罠)にはまってしまいました。
上述した通り1967年にはお米の生産は間に合う量まで作ることができていました。
しかし食文化そのものが変わってしまい、どんどんお米の消費量は減っていく一方となってしまいました。
1960年には一人当たり一年で110kgの消費していたお米がそこからどんどん減っていき
2000年にはほぼ半分の64kgと減っていき現在もなお減り続けているのです。
需要がなければ、作り手が減るのは当然のことです。
それと同時に、農業は3Kの象徴であるように言われるようになりました。
「きつい、きたない、危険」
そのような職に就こうと考える人はどんどん減っていくことになってしまいました。

そして現在、農業従事者の平均年齢は66.8歳であり
日本の自給率は38%です。
もし海外からの輸入が途絶えてしまえば、日本の3/5の人はご飯を食べることができなくなってしまうのです。
そんな危険性がないと思ったら大間違いです。
コロナやウクライナでの戦争。海外からの輸入が途絶えてしまう危険性はいくつもあります。
今が良ければいいという楽観的な考えになってはいけません。
これからの日本を守っていくためにも、
特に若者が農業を取り戻していかなくてはいけません。
農業で日本を守ることができるのです。
私たちも実際に土地を持ち、農業をして自給自足の生活を目指しています。
ぜひそのような志ある人がいたら声をかけてほしい。

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