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飲みニュケーション

最近は全く聞かなくなりましたが、昭和的な日本企業では昔から、様々な『飲みニュケーション』を通じてお互いの不信感を払拭したり、信頼関係を構築してきました。

今的ではないとお考えかもしれませんが、「食」「酒」というものは、人の心を開く力があります。

また美味しいものを食べると、誰でも幸せな気持ちになります。これは、国民性も文化も関係ありません。その場を共有するのですから、心と心が通じ合える。また同じ経験を共有するということは、仲間意識も生まれてきます。

コロナ禍で、食事をしながらの会話を避けなくてはいけない風潮になっていますが、それでも『飲みニュケーション』の機会を作って下さい。

アメリカ留学時代、「今夜はパーティーだ!」と友人に誘われて、いろいろと行きましたが、何のことはない酒を飲んで冗談を言い合ったり、ゲームをしたり、一緒にテレビを見たりするものでした。でもそんなコミュニケーションが、翌日「や~、昨日は楽しかったね!」と言える友達になっていくものです。上司、部下の関係でも、これはとっても大切なことです。

因みに、アメリカのさまざまな州では、だんだんマリファナが合法になって来ていますが、マリファナのことを別名で『JOINT』と言います。一本の大麻をみんなで回し飲みをするものなので、「皆で集まる」という意味合いが
あるのでしょう。先日、バイク好きの集まりで大量のコロナウィルスの感染者が出たというニュースがありましたが、想像するに『JOINT』の回し飲みが原因ではないかと思います。

ただ「飲みニュケーション」をするといっても、様々なパターンがあります。一対一、複数の集まり、家族パーティへの招待、等々...。相手の様子を見ながら何が一番良いかを考えて徐々に行ってください。

美味しいものを一緒に食べて、笑いながら会話を楽しみましょう!


異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
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