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利上げとは

利上げとは

金融政策のひとつで、インフレを抑える目的があります。インフレ抑制の方法であり、お金を市場から回収する効果があります。

原理

 利上げをすると、銀行にお金を預けたときに付く利息が増えます。銀行にお金を預けるだけで沢山のお金が増えていくので、多くの人々はお金を銀行に預けます。すると、お金を預けてしまっているので、人々はお金を使うことができにくくなります。
 お金が使いにくくなると、モノを販売しても買ってくれません。販売者はモノが売れないと困るので安くしても売ろうとします。その結果、モノの価格が下がる傾向になり、インフレを抑えることができます。

外国通貨の影響

 外国通貨のレートに大きく影響を及ぼします。
利息が増えるため預けたいという動きが人々にでます。例えば米国が利上げすると、米ドル建ての貯金をすると日本円よりも利息が沢山付くので、日本円を売って米ドルを手に入れ、得た米ドルを貯金しようとする人が出てきます。
 米ドルが人気になってくると、米ドルの価値が上がってきます。米ドルと日本円を比較すると、米ドルの価値があがるということは逆に言えば日本円の価値が下がることになります。これを円安といいます。
 利上げする国が出てくると、その国の通貨の価値が上がり、多く人が欲しがります。多くの人が欲しがると、価値はさらに上がっていきます。
 現在、日本円の価値が低いので、円安になっています。

日銀は何もしない?

 日銀は金利を変更しません。もし金利を上げたらインフレ抑制効果により、日本の物価は上がらなくなります。日銀は今は物価を上げ給与を上げたがっているからです。
 そして日銀は利下げもしません。もし、利下げをしたら、さらに日本円の価値が下がり円安が加速します。もうひとつの理由は、ゼロ金利政策をしているため、これ以上下げるとマイナス金利となり、利息として預金者がもらえるはずなのに、逆に預金者がお金を払わないといけなくなります。(すでにその傾向はあり、銀行は通帳発行のための手数料という名目で預金者に支払いを課してきています)なので、日銀は何もしないのです。

座して死を待つ?

 日銀は座して死を待っているのでしょうか。いや、何もしないことが金融政策の一つなのです。実は、日本円は密かに特にアジア圏で人気です。円の価値が低い、つまり円は大バーゲン中なのです。
 今後日本に行く予定があるなら日本円が必要です。その時に買うよりも今日本円を手に入れれば、大安売りしているのでお得です。大バーゲンセール中なのです。密かに日本円は売れているのです。


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