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歌詞の中に時間軸を加えてみてください。

歌詞の時間軸を動かしてみてください。漠然とした今現在の歌に時間軸の要素が加わることにより実感のある具体的現在が姿を現します。

ほとんどの曲は漠然とした現在を歌います。時間軸の無い3次元の歌です。3次元ですら無いかもしれません。次元すら無くあなたの内面、心情のみの歌になってるかもしれない。そういう歌は確固たる存在になり得ません。地に足が付いてない歌になりがちです。

andymoriの1984という曲を聴いてください。少年時代の話から始まります。そして更に時代を遡り、国境をも超えて想いを馳せます。そして過去の時代を想ってる今現前の自分の存在がありありと浮かび上がって来ます。時間軸と空間を使って、つまり4次元を存分に使うことで壮大なスケールが生まれています。

O’VALENCIAの夜間飛行という曲は過去の自分の声を今現在の自分が聞く曲です。過去からやってきた飛行船というファンタジーの世界と自身の内面での世界を見事に融合して双方で時間軸を移動しています。こちらも見事に壮大な世界を構築しています。このバンドはサブスクでは聴けないのでYouTubeで探して聴いてみてください。

佐藤千亜妃は過去の自分の想いを歌うことで今の自分を歌います。それが彼女の歌詞の持ち味の一つになっています。時間軸を遡ることでノスタルジーとともに今の心情にリアリティが加わります。

あなたの歌詞はどうでしょうか?もし漠然とした現在のみで構成されてるなら、それに時間軸を加えてみるのも良いかもしれません。試してみてください。


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