見出し画像

対バンは観るべきか?

どちらでも良いと思います。

対バンを観ろ、などと先輩バンドやライブハウスの人に言われることがあるかもしれません。今はあまり無いんでしょうか?古くからの習わしのようなものです。

対バンを観て学べ。

などと理不尽なまでに言われることもいまだにあるかもしれません。

そんなもんどっちでも良いです。

特に出番前なら、外の空気を吸いに行って気分転換する、音源を聴いて復習する、練習する、精神統一する、他のやるべきことをこなす、などメンバーによって過ごし方は自由だしそれで良いと思います。

ただし対バンを観ることで良いこともあります。ライブや演奏に関して勉強になる、終演後に話のネタになる、対バンと仲良くなるきっかけになる、イベント自体を盛り上げてくれてるという意味でライブハウスや主催者が喜んでくれる、などたくさんありますが最も重要なことを多くの人が忘れてます。

そのバンドはなぜブレイクしてないのか。

素晴らしいライブをしてるように見える対バンのバンドが「ライブハウスバンド」に留まってる理由を探してみてください。もしそのバンドが素晴らしいライブをするバンドであればとっくにブレイクして数100キャパのライブハウスでライブをやってません。クアトロやリキッドルーム以上でやってます。

ブレイクしない理由は何か。

それを意識して観てください。反面教師として。MCがダラダラしてつまらない、歌がよく聴こえない、ライブの流れが悪い、曲順が悪い、お客さんに上手く伝わってない、リズムが悪い、メロディーが平凡、インパクトが弱い、歌詞がつまらない、などなど色々出てくるはずです。それをあなたのバンドに活かすんです。実際そうしてるアーティストもいます。そしてそれを活かして無事ブレイクを果たしました。

対バンを観るのは辛いことも多いです。つまらないバンドを閉ざされた空間で観るのは苦行以外のなにものでもありません。お客さんのそういう気持ちもわかるはずです。

対バンを観るか否かはどちらでも良いと思いますが、せっかく観ることに決めたなら反面教師として観ると良いと思います。どうか次のあなたのライブに活かしてください。

もしあなたがプロの音楽家を目指してるならそうしてください。

プロを目指して無いのであれば、対バンを観て良いところを探して打ち上げで酒飲んで酔っ払ってお互い褒めあって存分にライブハウス生活を楽しんでください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?