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あなたより若いバンドからより多くを学んでください。

日本は儒教の国です。年配者を過剰に尊重します。年功序列の社会を作り上げました。そのぶん年下を邪険に扱います。先輩が上で後輩は下。いまだにその風潮は変わってません。少子高齢化社会を生んだ一因にもなってると思いますが、話が逸れ過ぎて来たのでここで一旦止めます。

日本人は先輩から学ぼうとします。こと音楽は、バンドは、どうか年下の世代から学んでください。影響を受けてください。理由は2つあります。

対バンで先輩バンドと当たることがあると思いますが、もしその先輩バンドに本当に才能があればもうライブハウスで演ってません。既にライブハウスを卒業して上のステージに行ってます。まだ才能が見つけられてないことももちろんあると思います。その理屈でいうとあなたより若いバンド、キャリアの浅いバンドの方が才能ある可能性がはるかに高いです。もしかしたらブレイク寸前かも知れません。まだ知られてないだけでそのうち知られるようになる、その前にライブハウスで偶然あなたのバンドと対バンが組まれたのかも知れない。このチャンスを逃さないでください。未来のビッグアーティストと同じステージに立てるチャンスなのかも知れません。その可能性はあなたより若いバンドの方が高いです。言うまで無く才能あるアーティストとステージを共にすることはそれだけで多くを学ぶことが出来ます。

2つ目に進みます。若いバンドは感性が若いです。若い可能性が高いです。先輩バンドに褒められるよりも後輩バンドから褒められることを喜んでください。あなたのバンドがより若い感性に響いたんです。それはあなたのバンドの音楽に若さがあるということです。あなたの年齢ではなく音楽の年齢です。人は若さに憧れます。時代は常に若いスターを探してます。実年齢が若くなくても音楽自体が若いことの方が重要です。あなたより若いバンドは音楽自体もきっと若いです。思いっきり影響を受けてください。そして若いバンドの良いところを見つけて思いっきり褒めてください。影響を与え合ってください。

キャリアを積んでも新鮮さを失わないバンドこそが生き残っていけるしブレイクのチャンスを掴むことが出来ます。どうかあなたより若いバンドからその新鮮さを吸収してください。

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