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レコーディングエンジニアにたっぷり時間をかけてもらってください。

レコーディングではエンジニアに時間をたっぷり使って貰ってください。

「エンジニアのための時間」というのは、マイクをベストな位置に慎重に立てたり、録り音を慎重に作ったり、ミックスを慎重にやったり、そういった時間のことです。より優れた録音のためのものです。

「演奏者のための時間」とは、演奏をミスして何度もやり直したり、細切れで録ったり、アレンジで悩んだり、編集をして貰ったり、煮詰まったり、などの時間です。

プリプロをしっかりとしておけば「演奏者のための時間」をかなり節約することができます。レコーディングは時間との戦いでもあるので、その限られた時間の中で「エンジニアのための時間」をどれだけ増やせるか、が音源の出来を大きく左右することになります。

レコーディングスタジオで演奏者が悩んだりなどで時間をかけてしまうなどはもっての他です。リハーサルスタジオ、プリプロ、自宅で存分に悩んでください。悩み尽くしてください。そして結論をもってレコーディング本番に臨んでください。

レコーディングスタジオで実際の演奏は1曲につき3回で充分です。その中でベストテイクを選んでください。逆にいうと3回のうちにベストの演奏を決められないレベルでレコーディングに臨んではいけません。ライブやリハーサルスタジオなどで演奏を、楽曲を磨き上げ、これ以上ない水準を突破した段階でレコーディング候補曲になります。

決められた予算、決められた時間で最高の音源を作るために「レコーディングエンジニアのための時間」を余裕をもって気持ちよく使って貰えるようにどうか最善を尽くしてください。

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