見出し画像

ラブソングの9割がつまらない理由とその対策。

世の中にはラブソングが溢れています。世の中に出回っている全ての曲のうちの9割ほどがラブソングで占められてるのでは、と思えます。大抵薄っぺらいお決まりの語句を薄っぺらく並べただけのものになっています。なぜでしょうか?理由は簡単です。

自分の経験をラブソングにしてるからです。

客観的に見ればつまらないことでも本人は人生最大重大事項と考えます。周りが見えなくなります。つまらない言葉やお決まりの台詞がまるでキリスト教信者にとってのイエスの言葉のようにその人の中でだけは光り輝いています。

つまらない言葉でも当事者にとっては素晴らしい言葉になってしまうんです。

そのまま歌詞にして折角の素敵なメロディーを台無しにしてしまいます。あえて台無しと言い切ります。そのままの言葉に感動できるのはそれを作ったあたなだけです。誰にも共感を得られません。時には得られたふりをしてるかもしれませんが、そんなものは数日後、いや数分後には通り過ぎてしまいます。曲としてリリースされたからにはリスナーに共感を得る必要があります。では共感を得るためのラブソングとはどう作れば良いんでしょうか?

他人の恋愛を書いてください。

それは実存する、例えば友人、知人でも良いし架空の人物を創り出しても良いです。あなたと人間性が遠い人が良いと思います。

性別、世代、生活様式、生き方の違う人を題材にするのが効果的です。

そうすることで客観的な視点を持ってラブソングを書くことができます。リスナーと同じ視点に立つことができます。人称を変えてみるのも良い方法です。一人称では無く2人称、相手の立場で書いたり3人称で書いてみてください。自己満足に陥っていたありふれたつまらない良くある言葉の羅列では他人の恋愛を描くことは不可能です。客観的に興味深い視点が自ずと加わります。物語として構築されます。そこまで行けばラブソングに興味ない人にまで伝わる素敵なラブソングが完成します。

ラブソングは最もありふれてるけれど最も書くのが難しい曲としての性質を持ってることは知っておいてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?