見出し画像

死にかけて良かった :-)

「来る日も来る日も昨日と同じ今日」
という「今日」が急に崩れることがある。

それを経験すると、
「普通の毎日」がどれだけ幸せなことだったのかと気付かされる。

初めの会社を起こして15,6年目のとき、業績は順調でマレーシアでも起業して、東京では2つ目の会社を起業したその矢先、

僕は自宅で倒れてしまった。

救急車で運ばれて数日は命を落とす可能性がかなりあった。
幸いにも軽度の後遺症のみで回復し、いまでは倒れる前より健康になっていると思う。(余談ですが、面白いですね、人間本当に死にそうなときは「死んじゃうかも、こわい・・」なんて考える余裕もない)

死にそうな体験をして毎日の生活で変わったことがあります。
それは、その体験から約10年近く「普通の毎日」を噛み締めながら生活している、ということ。普通に過ごす毎日を心の底から幸せだと思いながら生きている。何も起こらない、ごぐごくフツーの毎日が何よりも素晴らしいのだと。

これを読んでいただいている方の中には、こう思っている方もいるかもしれません。
「自分の人生は特別なことが起きたり、キラキラすることもなく、日々のルーティーンをこなすだけ。人生の時間を無駄にしているんじゃないか?」と。

でもそんなことはない。
「失ってみて初めて気づく」ってよく言いますよね。
本当にそれなんです。死にかけることは積極的におすすめできないので、もしかすると実感するのは難しいかもしれませんが、本当にそれなんです。

酷暑で、「あっついなぁ、、」(生きてるんだなぁ!)
極寒で、「さっむー、、」(生きてるんだなぁ!)
みたいな感じで、それだけで充足感がわいてくる。

また、死にかけたことで別の良い一面もある。
それは、
「ひとつ間違えば死んでたんだ」
と思ったら何にでもチャレンジできる気がしてきた。死ぬわけじゃないし。あのとき死んでたら、と考えたらいまはお釣りみたいな人生だ。そしてそれはヨーロッパ移住を実際の行動に移す大きな原動力にもなった。

「もっとこうだったらいいのに、ああだったらいいのに」
と考えることがゼロではないけど、ほぼ無くなって、
「もっとこんなことしたい、あんなことしたい」
と思うようになり、出来ることから実行している。

次に死にそうになったときは、本当に死ぬときだろうから、その時に「めちゃくちゃ幸せだった、あー楽しかった!」って死ねるような気がしてる。

サポート嬉しいです!とても励みになります!