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目的思考であれば大抵うまくいくし、目的思考でなければ大抵うまくいかない

仕事ができる人の最も大切な構成要素をひとつあげろと言われたら。

「いつなんどきも目的思考であり続けられるか」

と答えるかもしれない。

ちらっと立ち読みした「目的ドリブンの思考法」という本に、こんな一節がありました。

仕事で失敗したければ
目的を忘れ去ってやればいい

目的ドリブンの思考法

金言ですね。ほんとそう思います。

目的を見失っているから

  • 解くべき問題がわからない

  • 何を優先すべきかの意思決定もできない

  • 効果に関係ないアクションで無駄が発生する

  • やれされ仕事でやる気がでない

こんなことが起きます。

主体性・柔軟性・効率性なんてものは全て目的思考が起点であって、目的思考がないと発揮されないと思うのです。

  • 目的がはっきりしていて見失わないからこそ、そこに向かって主体的に動ける。

  • 目的がはっきりしていて見失わないからこそ、手段に固執しない。

  • 目的がはっきりしていて見失わないからこそ、目的達成に最もインパクトのあることに資源を集中させられる。

逆に、
目的に意識の主軸をおくと
仕事はうまくいく

目的ドリブンの思考法

金言ですね。ほんとそう思います。

ただ、「何事も目的からはじめよ」「WHYから始めることが大切だよ」「手段と目的をはき違えないようにね」なんてことは仕事をしていれば、誰しもが1回は言われたことがあるだろうし、何度も何度も見聞きしたことがある人もいると思います。

だから、「目的思考であろう」って言葉は、何をいまさらランキング上位の言葉なんでしょう。

ただ、わかるとできるは違うランキング上位でもある。

どんな時でも目的思考であれる人って、ほんと一握りだなーと思います。

もともと面倒が嫌いで、易きに流れる人間だもの、慣性の法則に従って、無施策・無思考にただこなしているだけの作業はほんとに多いです。

手段を達成しないと詰められるから、責任問題になるからと、手段を達成することが目的になっている(その手段に効果が見込めないことがわかっても、別のもっと良い手段があったとしても)ことは、やっぱり多いです。

手段だけを手段から考えているから、目的と手段がつながっていないことが多いです。幸い目的と手段が同じ方向性の中にいたとしても、手段の細部の仕立てにおいて、目的ファーストに工夫されていなくて、惜しいことが多いです。

「やめるとなんかやばそう」とか「やめる勇気がもてない」とかで、仕事は減りません。新しいものに目移りしたり、わかりやすい問題が発生しては解決にふりまわされたりして、仕事は増えます。目的に直結しない仕事で(ちょっと満足気に、安心気に)忙しいとか言って、成果を残していなかったりします。

イケている状態の時こそ、こういった罠にはまります。

タスクに忙殺されて余裕がない時、タスクにのめり込んでいる時って、一見イケているんですが、そういう時こそ起こりがちです。

こうはならなずに、「目的にそって最短最速距離でいるだろうか?」とか。

「そもそも目的が間違っていないだろうか?」とか。

常にかつ健全に自己否定、健全な疑問を持ち続けられる人って、ほんと強いし尊敬です。

仕事ができる人の必要条件に間違いない。

最後にもう一個、金言だなと思った一節を、紹介して終わります。

仕事が〝終わったか/終わっていないか〟
ではなく、あくまで、
目的に〝寄与したか/寄与していないか〟
に意識を向けよう。

目的ドリブンの思考法

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