本社人事部に電話を直に掛けたのは、メールでウダウダ訴えても生の声として受けて貰えないと考えたから。
本社に電話を掛けると受付の女性が出た。

私：「あ、あの、コンプライアンスで訴えたいのですが、こちらで宜しかったでしょうか？」

受付：「えっ、あ、は、はい、少々お待ち下さい。
　コンプライアンス担当はＳ部長ですので、部長から掛け直すよう伝えますので、連絡先を教えて下さい。」

個人の電話番号を伝えて、連絡を待つことにした。半日とか１日とか掛かるかと思っていたら、ものの１５分程で折り返しの電話がかかってきた。

Ｓ部長：「どうも、Sです。今回はコンプライアンスで訴えたいとのことですね？どういった内容でしょうか？」
本社の人だからもっと偉そうに上から言ってくるかと思っていたら、低姿勢で驚く。
私：「はい、所属している課の部長からパワハラ、モラハラを受けていて困っています。」

とりあえずメモしておいたハラスメントを全て伝えた。

Ｓ部長：「それでは、一度お会いして詳細をヒアリングしますので、日程大丈夫ですか？」
私：「はい、いつでも結構です。Ｓ部長のご都合の良い日をご指定下さい。」

電話を切り（遂にやったぞ、始まったぞ、ハラスメント野郎への復讐が！！）

本社のコンプ担当はどんな対応をしてくれるか、半信半疑ではある。
ただ何もしないで日々悔しい思いを抱えているより、結果はどうあれ動き出せたことの方が嬉しかった。