小学生の頃、体育が嫌いだった。

フィットネスの仕事に就いて33年。

インストラクターとしてエアロビクスやピラティスなどの運動指導をしていると、小さい時から運動が得意だったように思われるけれどそんなことはない。

ドッチボールや跳び箱も嫌い。
逆上がりはさんざん練習して出来るようになった。

でも踊るのは好きで、当時人気だったピンクレディーが大好き。
新曲初披露の時にはテレビにかじりついて振りつけを覚えたことを思い出す。(ビデオはない世代(;^_^A)

中学生になり体力テストがあった。

踏み台昇降運動。

決まったリズムで段を昇り降りし、何分か経つと心拍数を計り記録するというもの。

その数値が異常に良かったのだ。

その時初めて瞬発力系の運動よりも持久力系の運動が得意ということを知り50ｍ走が遅かった自分に納得がいった。

その後、部活を始めて体力もつき、背も伸びて出来ることが増えると体育が好きになった。

自信がつくと苦手が好きに変わることをこの時初めて知った。

エアロビクスに初めて参加したお客様から申し訳なさそうに

「出来なくてごめんなさいね。」と言われることがある。

そんな時、私は

「最初から出来たら、仕事が無くなっちゃいますから！」と答える。

そうすると相手も笑顔になる＾＾

やったことの無いことは出来なくてあたりまえ。

いつかきっと出来るようになる。

そもそも出来なくても良いのです。

身体を動かして気持ち良いなと感じる。

そうしたらまた次もやってみようと思えるから。

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