本との新しい出会い方
この本は、オードリーの若林正恭さんとさまざまな小説家の、テレビ番組でのトーク内容を書籍化したものだ。
画家や作家など芸術家は、芸術的センスがない自分にとって、遠い遠い星の人のような存在で、頭の中がどうなっているのか覗いてみたかった。
生まれ変わったら、絶対なにかのセンスを持った人になってみたい。そんな憧れもある。
しかし、小説家だから、なんだか難しそうな話をしているような想像をしてしまう。
読んでみると、かしこまった対談ではなく、若林さんと小説家さんがカフェでお茶してる様子を見ているようだった。
私はあまり読書する方ではないし、いつも同じ作者の本を読むことが多い。なかなか、新しい作者の作品に手を伸ばすことができない。
登場する小説家の方は、有名な方が多いが、恥ずかしながら、その方々の作品を読んだことがほとんどなかった。
しかし、作者本人に興味が湧き、普段はこんなことを考えてるその人がどんな作品を書いているのか読みたくなる。
新鮮な本との出会い方だ。
さらに、毎回テーマに沿って、小説家からおすすめの本が紹介されるのだが、どの本も面白そうで読んでみたくなる。
読書の秋におすすめです。
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