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書くきっかけ

私は書くことが苦手だ。
今もなかなか書き進めれず、同じ事柄について何度も書き直すことを繰り返し、noteの下書きを量産している。

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授業や研修などで、感想や意見を書くといった自分で考えて書く機会がたくさんある。それが苦手だった。

さらに、書いたことを周りと話し合ったり、みんなの前で発表したりすることも嫌で嫌で仕方がなかった。

まず、書くことが思い浮かばない。自分の考えに自信がなさすぎて、最初から無意識のうちに考えることを諦める癖がついてしまっている。それに、何を書けばおかしくないのかということを考えてしまう。なんとか書こうとしても、自分の考えが幼稚で、単純なもののように感じる。唸りながら振り絞って書いたとしても、他人の目を意識して格好つけて書いているような気がして恥ずかしくなる。

だから、私はどうしても書かなければいけない時は、周りの人に内容が見られないよう、手で紙を隠しながら書いていた。
自意識過剰なのは分かっているけれど、ひどく自分に自信がない私にとって、自分で考えて書き、それを他人と共有することは、他人に裸を見せるくらい恥ずかしい行為だと感じていた。

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そんな私がnoteを書いてみようと思ったのは、桜林直子さんのnoteを読んだことがきっかけだ。

私はしばらく、自分のやりたいことや自分がどうしたいのかが分からず悩み、落ち込んでいた。
やりたいことがないことは、いけないことだと思っていたからだ。また、やりたいことがないと頑張れないからだ。

学生時代まで勉強や部活動などやるべきことが分かりやすかった。両方とも得意ではなかったけれど、勉強なら順位、部活動なら成績を目標にして頑張れていたと思う。
また、自分に自信がなかった私は、やるべきことが分からなくなったとき、あまり自分で考えず、親や先生や友達にアドバイスをもらいに行き、そのままに行動していた。

社会に出ると、何を目標にすればいいかわからなくなった。今まで、やるべきことが決まっていたし、周りの意見をそのままに行動していたため、自分であまり考えて来なかったからどうしたらいいのか分からなかった。心にぽっかりと穴が空き、頭が空っぽになった。頑張り方が分からなくなった。

やりたいことが分からないことや頑張れないことは、よくないことだと思っていたため、自分が嫌になった。

しばらくもやもやしていた時、桜林直子さんのこの記事を読んだ。

私は桜林さんのnoteが大好きで、特にこの記事は大好きだ。考え方が素敵で「スキ」を押したいところがたくさんある。

この記事に出てくる「やりたいこと100個を書くこと」は、少し前に挑戦していた。しかし、10個ほどしか書けず、自分の心はやっぱり空っぽだ、だめな人間だと落胆した。
それから、やりたいこと100個考えるのを諦めてしまった。

そんな時、この記事を読んだ。(興味のある方や、やりたいことがないと悩んでる方がいらっしゃったら是非読んでいただきたいです!)

「こうしたい」「これが好きだ」に蓋をして出さずにいると、自分が何が好きなのかわからなくなったり、何がしたいのかも誰かの反応からしか決められなくなったりする。

今からやりたいことをみつけることもできる。ただ、それには長年積み重ねた蓋を剥がしていかないといけない。難易度は高いけど、できる方法がある。

それは、「書くこと」だと思っている。

「やりたいことを100個書いてみて」と言われても、自分の欲よりも何か別のものがジャマをして書けない人が多い。他人の評価だったり、お金への恐怖だったり、恥だったりいろいろだ。

書けない人は、何が欲の蓋になっているのかを知るのが先だ。

私は、やりたいことが書けない自分はダメ人間だと落ち込むだけで、書くことや考えることを諦めていた。

桜林さんは、やりたいことが書けないことを否定しないで、やりたいことがかけないことを邪魔しているものが何かという視点でアプローチしていて、すごいと思った。

私はいつの間にか自分にたくさんの蓋をしていたのだと思う。
他人と比べて、自分を自分で責めて、どんどん自信をなくして、自分で自分を閉じ込めていた。そんな自分がずっと嫌だった。
でも、そんな自分が嫌なのは、自分を変えたい気持ちがあるからだと思う。
自分のやりたいことを知りたい。だから、今度こそ、それを邪魔する蓋を自分で少しずつ開けていきたい。


#エッセイ #書くこと #自己肯定感 #私がnoteを始めた理由

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