きみへの手紙
元気でいますか。相変わらずへらへら笑いながら歩いてる姿が浮かびます。
そっちは穏やかな時間ながれてますか。
いつもの顔ぶれたちと楽しい毎日ですか。
この世では、いろんなことが起こり人間は容易く会いたい人に会えない日々が続いてます。
いま、この状況の中にきみがいたらと常々考えたりしています。
今まででいちばん、一緒にいられる時間ができてただろう。散歩もゆっくりと、なんども誘ったにちがいない。
手ぬぐいに保冷剤を入れて首に巻き、人間もいぬも夏の散歩にでかけてた。
手ぬぐいが似合ってるいぬは、きみだけだ。
この間、横断歩道でジャックラッセルが抱っこされて渡ってきた。毎度のことだが、そのこから目が離せないでいる。
自分の目がほそーくなり、口角が上がる。マスクの中で「かっわいーーーっ!」
外にもれるくらいな声が出る。出てる、毎回。
夏の暑い日は、アスファルトもアチアチだから、公園まで抱っこしてるんだ。優しいな、よかったね優しい飼い主さんで。
へらへらしてるのは、紛れもなくわたしだった。優しい気持ちと、またきみを思い出し夏の陽射しの中、何度となく涙がでた。
蝉の声も、もうちらちらしか聴こえない。今年も夏が終わりを迎えたようだ。
さあ、9月だ。きみの誕生日があるつきさは、やっぱり毎年うれしいのです。
元気でいますか。
わたしは、げんきです。
今日もいちにち、ありがとう♡
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