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三千本の桜が彩る|【大阪城】

私たち日本人には、四季ごとに移り変わる景色や食事を楽しむ文化が根付いています。

それは自然や植物にも神や命が宿っているという概念が関係していることもあるのでしょう。

世界に誇れる長くて濃密な歴史や伝統も有している日本。

奈良時代に中国から伝来した梅のお花見は、平安時代に桜のお花見へと形を変え、私たちに脈々と受け継がれてきました。

桜といえばお城。お城といえば桜。

美しく咲き誇る桜とお城の風景は春の風物詩の1つであり、「大阪城」も例外ではありません。

今回は2022年4月に訪れた、満開の桜を楽しめる大阪城をご紹介します。



天下人・豊臣秀吉が築いた名城

大阪城は誰もが知る天下人・豊臣秀吉が築城した難攻不落と呼ばれた巨城です。

大坂夏の陣や明治維新で焼失したものの、天守閣は1931年に復興され現在に至ります。

天守閣内部は歴史博物館として様々な文化財が展示されています。

8階は展望台となっていて、多くの人が訪れる人気スポットです。


三千本の桜が咲き誇る大阪城

大阪城公園内には約三千本もの桜が植えられ、例年は3月下旬から4月中旬に見頃を迎えます。

桜の種類はソメイヨシノ、ヤマザクラに遅咲きのヤエザクラと、開花シーズンの最後まで楽しめます。

また、開花時期に合わせて夜間のライトアップも行われるため、日中と夜間それぞれ違った表情を見られることでしょう。


西の丸庭園が最高の桜スポット

大阪城の西側に位置する「西の丸庭園」は、豊臣秀吉の正室である北政所(きたのまんどころ)の屋敷があった場所で、大阪城公園内屈指の桜スポットです。

入園料を支払い中に入ると、天守閣や深くて大きいお堀の石垣を眺めながら桜並木の下を歩けます。

西の丸庭園内にある桜はおよそ300本。

桜のトンネルを歩いて進むと至る所に撮影スポットがあります。

頭上を桜に覆われる場所や大阪城が桜に包まれる場所など、自分好みの撮影が思う存分堪能できるでしょう。

西の丸庭園のは約64,000平方メートルの広さを誇り、およそ半分は美しい緑の芝生に覆われているので、穏やかな春の陽を浴びながら散策するのがオススメです。

天守閣側から少し離れた場所にも満開の桜が点在しています。

せっかくなのでぐるっと歩いて見て回りましょう。


大阪城御座船でお堀めぐり

大阪城の巨大な石垣を間近で見られる「大阪城御座船」は、低い位置から桜を見上げられます。

約20分で内濠をめぐる遊覧は季節問わず楽しめるでしょう。

とても人気なので、当日早めの乗船チケット購入がオススメです。

【詳細情報はコチラ


大阪城公園内・さくらMAP

大阪城公園内のさくらMAPでは、桜スポットや撮影スポットなどが分かりやすく記載されています。

訪れる際はぜひ参考にしてください。


年に一度の桜シーズンを満喫しよう

私たち日本人のDNAに脈々と受け継がれてきた桜を愛でる心。

今年も年に一度の桜シーズンを満喫しましょう。

これまで大阪城を訪れたことのある方もない方も、桜シーズンに合わせてぜひ大阪城へ足を運び、三千本の桜が彩る美しい風景を堪能してください。

それでは、また次回。


【桜とお城の絶景スポット・姫路城の記事はこちら↓】

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