見出し画像

2024年2月に読んだ本まとめ

 今年も3ヶ月目に入ろうとしています。年々、年が経つのが早く感じるのは本当だったようです。2月は1月ほど読書の時間を取ることができなかったのですが、コツコツと隙間時間を見つけては、読み続けていたように思います。
 読んだことのない作家さんの本を読み始めたり、過去に読んだ本を再読したりと今までの読書スタイルから少し変化があった月でした。
 外国にいると、日本の本を手に入れるのが容易ではなく、ここのところは専ら、電子書籍で読むことが多くなりました。電車やバスで容易に読めるのも便利ですし、人と待ち合わせしている時にも読むことができるのが良いところかなと感じています。

 さて、前置きが長くなりましたが、2月に読んだ本を振り返っていきます。最後まで読んでいただけたら幸いです。

『愛なき世界』 三浦しをんさん

 2月の再読本です。初めに読んだ時にはまだ日本にいて読み終わった後すぐに、読みたいといった人にあげてしまったように思います。三浦しをんさんといえば、『舟を編む』も好きです。
 この本は、植物学に人生を捧げる理系大学院生と食堂でアルバイトをする青年が主人公です、400ページを超える作品で、文庫の場合は上下巻に分かれていました。
 スラスラと読めるのは、三浦さんの言葉の使い方の一つ一つが瑞々しく美しいからに他なりません。

 詳しくはこちらの記事もご覧ください。


『上手に距離を取る技術』 齋藤孝さん

 齋藤孝さんの著作は、過去にもたくさん読みました。最新作が出たので電子書籍にて購入。

 これまで、国籍・性別など関係なく自分以外の人間と接する中で、自分の心のドアを日常的にオープンしていることが多かったと思います。その開閉具合によって、距離の取り方が決まっていく一方で、時代の変化や、自身が年齢を重ねてきたこともあり何とも複雑な境地に立たされることも少なくないと感じるこの頃です。

 相手がどんな人物であっても、この距離感というのは奥が深く、極めきれないいものだと感じてきましたが、本作を読むことを通して、これまで自分の力で手繰り寄せてきた人間関係構築の仕方やあり方を、素直な気持ちで問い直すことができたと思います。

 お互いに、ちょうど良い距離感。

 すなわち、お互いが苦にならず長い時間向き合えることができれば、人生の中でまた一つ幸せの階段を登っていくことができるのではないでしょうか。

10年前の自分とも違う、今の自分、そして10年後の自分に焦点を当てながらこの本を読んでいくと、人との向き合い方の転換点に立てるのだと信じています。


『しばられない暮らし』 井形慶子さん

 電子書籍サイトの読み放題コースで読了した1冊です。実用書は読み放題媒体を利用するととてもお得ですね。イギリス人の考え方も理解できてよかったです。もう一つ学んだことは、地に足をつけて自立するには、自分の頭で考えた上で実践していくことg必要であるということです。
 良いところを真似て生活の中で現実化させていきたいと思っています。

3月に読みたい本

私が、現在読んでいる本や積読している(電子書籍ばかりなので、文字通りには積まれていないのですが)本リストを載せておきます。参考になればいいなと思います。

①『猫を処方いたします』石田 祥
②『猫を処方いたします2』石田 祥
③『しあわせの輪』 群ようこ
④『あずかりやさん 満天の星』 大山淳子
⑤『アンと幸福』 坂木司



 風が強い日が多く、春の訪れを感じます。短い冬が終わり新たな出会いの季節がやってきます。昨年末に始動したこのnoteも、細々と続けることができています。いいねやコメントをいただき本当にありがとうございます。

 私にとって、読むことと書くことは自己表現の中でなくてはならないものです。春に芽吹く小さな命のように私の心と頭の中でいつまでも育み続けていきたいと思うものでもあるのです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

サポートありがとうございます。感謝です。