ピカ

西日本のどこかに住んでます。 時間があれば写真を撮ったり文章を書いたりしてます。 今は…

ピカ

西日本のどこかに住んでます。 時間があれば写真を撮ったり文章を書いたりしてます。 今は一人で過ごす時間が楽しい。 毎日を穏やかな気持ちで過ごしていきたいものですね。 twitterもやっているので、そちらにも足を運んで頂ければ。 また違う顔も見れると思います。

最近の記事

雨に濡れた土の匂い

近づいても 逃げない。 鳴いたりもしない。 何を考えているのかと、こちらが関心を持っても あちらは僕にまるで無関心。 鷺という鳥は見てて飽きない。 群れから離れた鷺を見ていると、この世から自分が消えてしまったような感覚になれる。 肉体から離れてどこへでも飛んでいければ良いのに。 本気で願っている。

    • ただ春を待つ

      ある人に言われた。 「じっと待ってるだけじゃ何も変わらないよ」 果たしてそうだろうか? 物事には流れのようなものがある。 それを昔から強く意識している。 良い流れの時は積極的に動いた方が大きな結果に結びついたりする。 それとは逆に悪い流れの時にジタバタ動いてしまうと状況が更に悪化する。 悪い流れだと気づけないから気ばかり焦ってしまって動いてしまうんだろうけど、そこでいったん立ち止まる勇気も必要。 そんな時何もせずただじっと耐えて次の良い流れを待つのか 流れなど無視して強引

      • 「なにぬねの」の涙

        な なぜなぜと に にじむ涙に ぬ 濡れる手のひら ね 猫に睨まれ の 望むあしたを 知り合いの訃報。 悲しみより怒りに似た感情の方がわいた。 生きていると絶えずいろんなものを選択する。 どれだけ苦しんだか なにが辛かったのか 彼の奥底なんて何も見えないけれど あほんだらと言ってやりたい。 死んでたまるか。 僕は生き続けてやる。

        • 「たちつてと」の夜

          た 旅先の ち 散る梅の花 つ 月照らす て 手毬唄ごと と トンビが鳴いた (た、つ、と)自分 (ち、て)友人 お互い裕福な暮らしではないけれど 言葉遊びは金要らん。 想像するのもタダ。 楽しみ方はいくらでもある。

        雨に濡れた土の匂い

          「さしすせそ」の朝

          文章をしばらく書いていなかったのもあって 「あいうえお作文」を始めてみた。 なるほどこれはなかなか良いリハビリになる。 言葉を見つけて繋いでいく 繋いだ最後に景色が見える 今回もまた友人との共同作業で出来上がったものを載せる。 さ 坂道の し 静まり返る す 隙間から せ 世界広がる そ そんな朝焼け (さ、す、そ)友人 (し、せ)自分 彼女と知り合ったのはいつだったか忘れるほど長い付き合いになるけれど、まだお互い知らない部分はあるだろう。 でもその知らない一面がこ

          「さしすせそ」の朝

          かきくけこ

          か 帰り道 き 厳しい寒さ く 苦にもせず け 健気に揺れる こ 小花の微笑み とりあえずラ行まで作文続けてみよう。 この遊び何人かでやると面白いですよ。 相手の人の性格や個性がよくわかると思います。

          かきくけこ

          あいうえお

          制限がある中で自分に何が出来るかを考える。 そういう状況が好きだ。 良いアイデアが突然頭に浮かぶ瞬間や どうにかこうにか突破口を捻り出そうとするその時間が好きなのかも。 って事で あいうえお作文に挑戦。 あ 新しい い 今が今も今も う 生まれている え 笑顔も苦悩もいつかの日か消えて お 終わったらまたすぐに次が始まる 二時間ほど考えたのがこれ。 なかなか難しい。 友人にこの作文を送ると、短歌にしてみれば?と制限が増えた。 おもしろそうなので共同でやってみることに

          あいうえお

          言葉は響き土香る

          良い言葉を聞くと 良い言葉を返したくなる ひとつから三つ四つまだまだ広がるような言葉や文章が好きだ 自然と想像が膨らんで景色が見えてくる 降った雨が土を濡らす 寒さで硬くなった土も今は水を含んで柔らかくなっている 土の匂いが辺りに広がる その匂いになんとなく春の香りがしたような。

          言葉は響き土香る

          深まる秋の色

          やっとのことで岸までたどり着いたのに 「休んでる暇はない、さあ早く進め」と声がする。 はい、右足、左足、右足、左足。。。。 走れ走れ、進め進め。。。 息を整えさせてくれ。 そしたら進む。 ゆっくり進む。 よいっしょっ、よいっしょ。 右足の次は左足。 歩く歩く、ぼちぼち歩く。。。。 夕陽を浴びて羽根虫が光る。

          深まる秋の色

          豊かな言葉

          撮った写真を送ったら 「森の匂いがする」 「風の音が聞こえてきそう」 とても良い写真だと嬉しい言葉が返ってきた。 褒められ慣れてないのでどう返せば良いのか戸惑うことが多いけれど、この時は素直に喜べた。 もちろん写真には匂いや音は写らない。 それを感じてくれたのが嬉しい。 見えないものを想像して心に思ったことを素直に言葉にする。 文字にすると簡単そうだけれどなかなか出来るものじゃない。 豊かな言葉は人を育てる。 周りの人を喜ばせ その喜びは自分に帰る。

          豊かな言葉

          猫と赤

          公園には何匹かの猫が棲みついていて、餌をやりにくる人も多い。 どの猫も近づいたり撫でたりしても逃げたりしない。 人に慣れているのだろう。 みんな快く(たぶん)撮影させてくれた。 ひんやりとした風に揺れる赤が鮮やか 歩く途中で出会う秋の色 厳しい夏を乗り越えて猫たちの顔はどこか穏やか。

          呼吸根

          完全な暗闇に包まれた世界。 誰かがどこか遠くで話している。 声は聞こえても姿を見ることは出来ない。 得体の知れない何かにいつも怯え 鋭く尖った感情で自分の身を守ろうとする。 そしてそれらはなんの役にも立たない。 すべて自分に突き刺さるだけだった。 まるで歯が立たない。 自分にはもう何も残っておらず空っぽだ。 男は考えるのをやめてその場に寝そべってそのまま眠ってしまった。 目覚めた時に男は体に異変が起きているのに気づいた。 体中から力が湧き出るような感覚。 拳を強く握り

          不気味な笑顔に囲まれて

          公園を歩いているとそこら中にドングリが落ちている。 丸っこいもの、長細いもの 光沢があるもの、ひび割れたもの いろんな形 いろんな色 どれひとつとして同じものなど無い。 そんなことに心が安らぐ。 昔から大人数での飲み会のようなものが大の苦手で、たまにそういう場に出席したとしても一時間も経たないうちに早く家に帰りたいとしか思わなくなる。 実際にいろいろ理由をつけて席を離れることも多い。 空気を読め。 周りに合わせろ。 もっと気をつかえ。 社会人としての振る舞い方を覚えろ。

          不気味な笑顔に囲まれて

          相手は選んだ方が良い

          この10日間困難の多い仕事でした。 途中で心が折れそうになった時は何度もあったけど 「終わらない仕事はない。続けていればいつかは終わる」と自分を奮い立たせたて、ようやく今日終了。 明日から何日か休めそうで、ほっと一息。 効率的に合理的にいかに早く終わらせるか。 そういう仕事は多いけれど、僕はどちらかというと遅くともひとつひとつじっくり進めていくような作業が好きだ。 ひとつを積み上げていくうちに、最後には大きな変化が起きているような作業。 時間はかかるけれど終わった時の喜びも

          相手は選んだ方が良い

          単純な男

          何も残したくないと言いながら ここで文章を書いている自分がなんだか面白い。 別に何かを残そうと思って書いてるつもりないけどね。 その日頭に浮かんだことを文字にして並べているだけで、なんとなく気分が落ち着くってだけで。 なので前に書いてる事と違うじゃねーかなんて、あーだこーだ言わないように。 昨日とは真反対のこと考えたりもするんだから。 フワフワと宙を舞って コロコロと地面を転がり プカプカと水に浮かぶ 自分なんてものは全く信用出来ず、どれが本物かなんてさっぱりわからない。

          単純な男

          はっぱ

          まだ夜が明ける前に家を出て、仕事場から帰る頃にはもう日が暮れている。 そんな毎日だったので外の景色が変わっていることにも気づけずに。 キツい仕事が続くと疲労が蓄積して朝起き上がるのもやっと。 せっかくの休日なのにのそのそと一日中家の中で過ごすことになる。 年々体力が落ちていることを実感する。 まあそんな事は数年前から感じていること。 素直に受け入れよう。 ただ体が衰えていくのは仕方ないとして頭が働かないのは面白くない。 眠気が治らないのは家の中に居るからだと外の空気を吸い