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ペパーミントの香りから呼び起こされる「クールミントガム」のパッケージデザインのインパクト

クールミントガムといえば、あのペンギンのイラストが入ったパッケージ。知らない人のほうが少ないのではないでしょうか。

あのパッケージはこれまで何度かリニューアルされているそうで、私が子供だったころのデザインは、第2世代(と勝手に呼びますが)の1970年のもの。年がバレます。

その頃のペンギンは黒地が多かったですが、第3世代から今のグレーっぽい色になったのですね。

さて、なぜクールミントガムの話なのかというと、ペパーミントの精油の匂いを嗅いで言語表現するワークを行ったときに、全員(3人)がクールミントガムを思い出したからです。

私以外の2人は、おそらく10〜15歳くらい年下です。世代を超えて知られているクールミントガムの存在はすごいです。

ペパーミントの香りから想起するガムの味、そしてその味と同時に思い出すパッケージ。
香り、味、パッケージという、嗅覚から呼び起こされる味覚と視覚の記憶。ペパーミントとクールミントガムの強固なつながりが見事にできあがっているわけです。

このパッケージデザインが嗅覚と結びついたことに驚かされます。

もし、クールミントガムのパッケージにあのペンギンが描かれていなかったら、ペパーミントの香りからガムを連想しても、「ガム=クールミントガム」とは連想しなかったかもしれません。
間違いなく、あのペンギンの絵によって、ペパーミント味のクールミントガムが私の頭(記憶)に刻み込まれていたわけです。

昭和の時代につくられ、今もなお人の記憶に残るクールミントガムのパッケージデザインには、それだけインパクトがあったのだと思います。

これだけインパクトの強いガムに太刀打ちできるガムはあるのだろうか?


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