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自分のうつ状態を知る

非定型うつ病

うつに関連する本を七冊くらい図書館から借りてきて、返却期限ギリギリで二冊目を読み始めるというまあ、いつもどおりのだらしなさで非定型うつの本を読み始めた。

読んでいく中でまさしくこれは自分のことなのでは?感じる類似点がいくつもあった。

まず、過眠。通常のうつ病では寝付けなくなることが多いが自分はぐっすり眠ることはできないがとにかく眠くなる。夜も10時間くらい寝てさら昼間もなぜか眠たくなってついつい昼寝をしてしまう。
そして、過食、これも通常のうつ病ではご飯が食べられなくなることが多いらしいが、自分はもう食べても食べても食べれるような気分になってしまう。特に甘いものが食べたくなる。
そして、楽しいことに関しては体が動くのに嫌なことに関しては体がものすごく重くなるといった点も当てはまった。
他にも細かいことも色々当てはまり、今まで発達障害やうつ病の知識を入れて、その都度、診断テストなどもしてどれに自分が当てはまるか考えていたけれど、一番非定型うつ病が自分に当てはまっていると感じた。


治療法

治療法は薬物治療と精神治療(認知行動療法)の合わせ技がいいとのこと。
そもそも非定型うつ病の専門医が少なく一般的なうつ病の対処療法では非定型うつ病は完治しないということだった。
どうりで色々な薬を試してみてもなかなか改善しないわけだ。
もちろん、一般的なうつ病の薬でも飲んでいない時よりはかなりマシだけれど、それでも回復が鈍い気がしていた。もう色々な薬を試して一年近くになる。薬を減らす段階にまで回復したことは一度もない。
それに今通っている病院は精神科だから簡単なカウンセリングはあるものの認知行動療法を提案してくれるわけではない。うつ病の薬や眠剤を処方して効くかどうかの繰り返しになってしまっている。
そろそろ先生の信用も無くなってきたし思い切って病院を変えてみようかと思う。変えるまでいかなくてもせめてセカンドオピニオン的な認知行動療法も取り入れた治療をしてくれる心療内科あたりを探そうと思っている。
なにしろ、自分で非定型うつ病かもしれないとわかったことが本当に良かった。あとはその対処法を徹底的に調べればいいだけな気がする。

うつ病の治療は結局、本人も医師も正しい現状分析ができないからなかなか治らない。
結局、残酷だけれど自分で調べて治すしかないのか〜と思うと悲しくなる。
最初は自分がうつ病なのかもわからない人がほとんどで気づいたら寝たきりの状態が当たり前になるなんて本当に恐ろしいと思う。
今でも危ない日があるけれど、それでも図書館で本を借りて読めるくらいに回復しただけでも昔の自分に比べたらすごいと思う。
まだまだ治療の途中だけれど、これからは少しづつ能動的に治療を進めてこうと思う。
図書館に行って本を読んで本当に良かった。

今が本当に辛い人がいきなり図書館に行って本なんか読んだら絶対にダメだということはハッキリ言える。何もしていないからと焦って本を読むという莫大なエネルギーを使うことをしたらただただ症状が悪化するだけだ。
とにかく体を休めることを第一に基本的に何もしないこと。
キッチンに這っていってギリギリ立ち上がり湯を沸かして温かい白湯を飲むことができれば上出来、いや、奇跡だと思う。


”中島みゆきはそういうことかと身にしみる”

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