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20歳、女子大生 文章力を養うために書きます。

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最近の記事

光をにぎる

古き良きもの、についてよく考えることがある。 再開発や技術の進化によって変わりゆく街並みや文化、 そして人々の暮らし。 時代の流れに逆らえないまま、過去は消えていってしまう。 誰かが愛した風景や店が、消えてゆく現実。 老朽化によって変わらずに在りつづけることの難しさ。 時代と共に一色に塗り替えられてしまう 変化の恐ろしさも感じずにはいられない。 いくつもの「物」が形に残らず消えてゆくこの現代。 そこに果たして、本当の未来は在るのだろうか? 最近観た映画の「Perfect D

    • 空洞

      朝目覚めても何も良い気持ちはしなかった。 いつまでも夢の中に居させてくれはしなかった。 カーテンを開けて、朝日を浴びた。今日は天気が良い。 誰かに会いたくなるような天気だが、 誰かに会えるような自分ではなかった。 身体は鉛のように重たく鈍っている。 たってもいられず、アルコールを身体の中に注いだ。 そうでないと、平常心は保てなかった。 何も考えず見れる映画を観よう。 嗚呼、見事に集中できない。 脳内がどこか遠くに運ばれた。 仕方なくテレビの電源を切った。 今日は時間の流れが早

      • 折り合い

        大人になるということは、 ある程度のことを我慢できる様になること。 あるいは、自分の感情を制御できる様になること を指すのであろうか。 所謂、人間として成熟した過程 での大人なのであろうか。 何をもって成熟とするのかも定かではないが、 自分が成熟途中であることは確かだ。 流石に15歳の自分と現在の自分が同じ精神だとは 思わないが、根底の部分は変わっていないと思う。 15歳から音楽が好きなことも、 理想とする人間像も相変わらずだ。 ただしかし、この世界で生きていくにつれ 身の

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