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電車内のモヤモヤをものづくり化してみた


おことわり
noteは有益な情報を発信していく場と理解しています。ただ、たまにはふざけたくなりました。
お許しください。


私はだいたい通勤電車内でnoteを書いている。

しかし、なかなか書けない事態も存在する。

それが次のような製品不具合から起こるものである。


◎我先に電車から降りようとする


●不具合内容:
緊急離脱モードの誤動作

●原因:
緊急離脱モードスイッチの故障によって強制的に緊急離脱モード状態となっていた。

緊急離脱モードは歩行速度の設定値が通常より速く、人体検知の安全センサがOFFになる。
そのことで、降車時に歩行速度が速くなり人にぶつかりながら前進する状態になっていたと思われる。

スイッチの不良が考えられるため当該製品は廃棄。
※緊急離脱モードは尿意リミット、便意リミットを超えた時点でこのモードに移行する。


◎座席に浅く腰掛ける


●不具合内容:
プライベートセンサの故障

●原因:
通常、プライベートセンサは屋内などプライベート空間においてのみONとなる仕様になるが、センサ故障のため、屋外(今回は電車内)においてもONとなっている。
そのため、ソファに腰掛ける腰の角度になっていた。また、センサON状態は近傍にいる人間を家族や友達と判断してしまう機能が付加されている。
そのため、通常は他人と認識するはずの電車内の乗客を家族等と認識してしまうことで、羞恥動作もしなかった。

センサの故障が考えられるため、当該製品は廃棄。


◎入り口から動かない


●不具合内容:
情報処理動作過多のためフリーズ

●原因:
ログを追えば明らかだが、フリーズの原因は情報処理能力を超えた入力があったためである。
例えばスマホ画面から入力される情報が多過ぎたため、処理能力を超えた可能性がある。

近年、簡単に配偶者などのパートナーから「帰ってきたら話がある」等の1ファイル当たりのデータ量が多い入力がスマホから為されるようになっている。
その場合、突然、入力が大きくなる。今回はたまたま電車出入り口に居合わせた当該製品がフリーズしてしまった。

メモリ拡張、CPU交換で対応できるが、回収費、加工費等で新品を購入するよりも高価になるため、当該製品は廃棄。


◎イアホンで大音量で音楽


●不具合内容:
ノイズ起因によるチャタリング

●原因:
モード切替にリレーのような素子を使っているが、そのリレーがチャタリングを起こしたためである。
不具合を起こしたリレーは社交モードと羞恥モードを切り替えるスイッチング素子であり、それがチャタリングを起こし1モードのように振る舞ってしまった。

その1モードというのが、他人に音楽を薦めたい推し活と大音量で音楽を聴く恥ずかしさが複合的に作用し、「ヘッドホン内の大音量で音楽を薦める行為」になってしまった。チャタリングを誘起した外乱ノイズは香水や加齢臭の可能性が高い。

今後、チップコンデンサやシールド線の導入で耐ノイズ性能を上げる必要がある。

今回は製品は正常だが、暫定対策のため回収するとした(のちに廃棄)


◎満員電車でリュックを背負う


●不具合内容:
ソフトバージョンアップ未実施

●原因:
通勤、通学などで環境が変わると自動的にソフトが更新される仕様になっているが、今回はそれが実施されていなかった。

更新されるソフトの中に電車通勤モードがあるが、そもそもバージョンアップがなされてなかったので、そのモードの発動もなかった。
そのため、リュックを背負った時に発動される「ウェイ!遠足だぜぇいモード」と「登山マジしんどいモード」の2モードのみとなってしまい、電車内でリュックを背負うことに固執してしまった。
自動更新にならなかった理由としては単にオペレーションのミスと考えられる。

尚、小学生までは自動更新ではなく手動更新のため、ランドセルを背負って電車内にいるのは不具合ではない。

バージョンアップをすれば自動的にこの現象は良化するが、念の為、当該製品は廃棄。


◎満員電車で駅に到着する前に席を立ち移動する


●不具合内容:
加速度センサの故障

●原因:
上位層の仕様に電車の扉が開いて人が降りない限り車内のスペースが広がるわけではないという認識は実装されている。
下位層の仕様には通常、駅に着いてから降車に向け動き出す動作が実装されている。
しかし、今回は加速度センサが故障し、電車が止まっているか動いているか分からない状態になっていた。

そのため、目に内蔵されている画像センサで電車の動きを見ていたが、レンズに曇りがあるため停車時のトリガーが停車前になってしまった。

また停車と認識しているのに、乗客が降りようとしないため、論理回路に矛盾が生じ、乗客を押してまで降りようとする暴走現象となってしまった。

加速度センサの故障のため、もちろん当該製品は廃棄。


◎混み合う車内で新聞を広げる


●不具合内容:
隠れ機能である二宮金次郎モードの誤発動

●原因:
二宮金次郎モードは10代と20代の学生の内にしか発動しないモードになる。
強制的な知識吸収という機能になるので、現代社会のビジネスにおいては無駄が多く、タイマー制御で機能しなくしている。
しかし、ごく稀に水晶振動子に不具合があり、時間経過が高速に進み、時計が一周するように10、20代に回帰してしまう。50代に多いのはそのためになる。

もちろん強制的な知識吸収が優先され、タッチセンサも無効化される。そのため、周りに気遣いなく新聞が接触してしまう。

当該製品は廃、あと略。




いかがでしたでしょうか?

意外に身近に製品不具合が溢れています。

不具合流出は設計者の責任ではなく、
開発を管理する管理側の責任が8割と言われます。

製品開発の取りまとめ役として
プロを語ってる私としては身の引き締まる思いです。

おしまい

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