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「読書習慣化計画」と「高校事変Ⅳ」

すっかり読書の習慣が抜けてしまったので、最近本を読むようにしている。

これを一大プロジェクトとし、「読書習慣化計画」と呼んでいる。

・毎日50ページ以上読む。
・自己啓発・ハウツー本は含まない。

上記2つがプロジェクトのルール。

本を読むのが遅い私には毎日50ページくらいが最低ラインとして丁度いい。

大体50ページに1時間近くかかる。

これでも早くなった方なのだから驚きだ。


また「自己啓発・ハウツー本は含まない」というのも大事である。

これらのジャンルの物は、一時的にやる気を起こすのには向いている。

こういうのはカフェインたっぷりの興奮剤のような物だ。

大学時代の課題提出の時期に読んでいると、とてもやる気が上がったので課題が進む。

目を覚ますのには丁度いいジャンルだ。

しかし、そこから先があまりない。

何かしらの知識が沢山貯まるわけでもなく、作品としての感動があるわけでもなく、また人に話す話題としても薄くなってしまう。

大体にして、どれも似たようなことを言っているのだ。

そしてタチの悪いことに中毒性がある。

気がついたら同じ著者の別のタイトルで似たような内容の本を数冊買ってしまう。

たまに読むのにはいいが、そればかり読む癖をつけてしまうと、本を沢山読んだ割には薄っぺらくなりそうな気がする。

よって、今回の「読書習慣化計画」では避けるようにしている。


昨日、早速1冊読み終えた。

今回読んだのは松岡圭祐氏の「高校事変Ⅳ」。

当然ながら、Ⅰ〜Ⅲはすでに読んだ。

シーンに動きがあって読みやすかったので4話目を選んだ。

半グレグループの元リーダーである死刑囚の娘、優莉結衣が悪の巣窟となった国際高校で半グレ化した高校生相手に戦う話…

というとあまりにもザックリし過ぎだろうか?

ただ、Ⅰ〜Ⅲを読んでいない人に説明するには、これくらいが丁度なのかもしれない。

まずは王道を取って、1話から読みましょう。

ただし、バイオレンスシーンが多いので、苦手な方ははやめた方がいいかもしれない。

今回も同じく、主人公の優莉結衣は最強だったし、相変わらず物語の中の世界は荒れていた。

4話目だというのに、「高校事変」というタイトルから大きく逸脱せず、毎回違うパターンで物語を作り続ける作者は流石である。

そして文章を読んでいることを忘れるくらいのスピード感とアクションの表現もすごい。


私と同じく読書習慣をもう一度つけたい方は是非一度お試しあれ。

今日はここまで。

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