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ZOZO 3092 の株に思う

 昨年から新興市場や高PER銘柄の値下がりが激しくなっています。

 その中でも前澤社長率いるZOZOはゾゾスーツの失敗等々あり、株式市場では盛大な批判にさらされています。確かに売上高や、利益を見ると言われる筋もあるかもしれませんが、正直よくもそんなに批判するなというのが感想です。

 確かに本業の失敗はあったと思います。しかし、失敗しない企業や個人は存在しないはず。世間の不寛容さが目立つ話だと思います。

 ZOZOへの批判について少し検証してみます。数字的なものはなしで思いを書いているだけです・・・

① ZOZOスーツ

 自分のサイズが見つからないということは服選びでよくあることです。当然売れ筋のサイズから在庫が減っていき、LLとかし残っていないことは確かに経験としてもあります。これはアパレル業界に対する顧客の不満足度を高める大きな項目のようです。前澤社長自身小柄ですから原体験として、ネットショッピングで消費者が困らないようにとの考えもあったようです。当然在庫管理やマーケティングの要素もあったでしょうが、基本的には消費者目線で取り組んだサービスが失敗してしまったというのが現実ではないでしょうか。

②ブランド離れ

 あと批判が多いのがZOZO ARIGATOです。もう撤回してしまいましたが、これも一部のブランドから批判を浴びて、ブランドの撤退も実際起こりました。ブランド価値を保つことがアパレルには重要なことですから、自社が負担しなくても常時値引きになるのは許せない部分もあったようです。割引分はZOZOが負担するということですた、うまくいかなかったのが現実です。これはもう少し、ブランド各社とのすり合わせがあったほうがよかったのかもしれまんが、消費者には悪いことではなかったでしょう。

③前澤社長の自社株担保について

 こちらも批判の大きい話ですが、前澤社長は自社株を担保に入れている状態です。しかし、あまり知られてないことではありますが、自社株を担保にいれている上場会社の役員は意外とたくさんいます。それらは全て大量保有報告書に記載されています。試しにいくつか調べてみたら驚きます。孫正義さんとか凄いです。特にオーナー系や上場してまだあまりたっていない上場会社をedinet等で調べてみて下さい(ロックアップ期間中は担保に入れれないことも)

④前澤社長の絵画購入、お年玉について

 これは個人の勝手につきるのですが、あえて言うなら。まず、絵画については、ここもと世界的に経営に必要な教養だとの認識が強くなっています。 また、MBAなどに代表されるサイエンスに基づく経営からビジョンやアートに基づく経営が重要だという考えができています。MBAよりMFA(芸術学修士)のほうが重要だという考えもあるようです。その原因は世界が「VCUA」Volatility=不安定、Uncertainty=不確実、Complexity=複雑、Ambiguty=曖昧な状態にあるからです。目まぐるしく状況の変わる経営の最前線にいる前澤社長がアートに精をだすのはいいことだともいえます。

⑤女性問題について

これは究極にほっとけと思ってしまいます。

終わりに 

 今後の株価は決算次第ですが、売上とかはすぐ復調するんじゃないかと個人的に思ってます。この伸び率の会社がこのPERは割安ではないでしょうか。確かにこういうグロース株にとって減速感がでたことはかなり痛いですが、変わったオーナー社長のほうが株価はよく動くと私は思っています。

 最後にご参考までに以下ご参照。

国内にはZOZOを脅かす同業はいないと考えられますし(ロコンドのIRに2位を盤石にするみたいな記載があったような)、成長のトレンドは変わらないのでは。2018年日本におけるBtoC、ECでの服飾雑貨等商品の市場規模は1.8兆円(全体は18兆円)対前年比で7.74%増だそうです。




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