「差別をするな」と言う人ほど差別意識を持っていると思う。

僕は関西のアイドルさんに楽曲提供をさせてもらっていて、先日ふらふらとツイッターを巡っているとプロフィールや固定ツイートで楽曲が聴ける人が少ないことに気が付いた。

その時「オタクのみなさんが初見で載せていて欲しいものって何なんだろう？」と疑問を感じてツイートしたものにリプライが来ていた。

アイドルの支援者はファンじゃなくてオタク扱いなんだね君の中では

それに対して「オタクやアイドルのみなさんが胸張って「オタク」と言っていて悪い偏見はなくなりました！とても肯定的な意味で使っています:-)」と自信を持って返信した。

僕の中で「オタク」という言葉にもともと悪いイメージはなかったのだけど、そう言われていい気がしない人もいるんじゃないかなと思って最初は「ファン」「お客さん」と呼んでいた。

だけどこの世界に触れるたびにアイドルもオタクも「オタク」に誇りを持っているのだと感じるようになった。誇りは大げさかもしれないけど決して恥じてなどいなかった。

それを見てから僕も堂々と「オタク」と言うことにしたのだ。

数年前に乙武洋匡さんの本を読んでから、身体障害は例えば国籍が違うとか、滑舌が悪いとか、走るのが苦手とかそういうのと同じように考えたいなと思うようになった。

「あの人は違うんだから優しくしなきゃ」とか「やってあげなきゃダメとか」そう思うこと自体が「差別」なのではないだろうか。

アイドルの支援者はファンじゃなくてオタク扱いなんだね君の中では

「オタク扱い」という言葉の選びかたに僕は差別意識を感じた。

それに対して１番ぼくが格好いいなと思った対応が「オタクいいじゃないですか！」と堂々と言うことだった。

相手のアカウントを見てみたら匿名の捨てアカで、あげ足を取ろうとする人はいつも遠く安全なところにいるんだなと。

でもそんな場所からじゃ攻撃力は半減だ。

堂々と芯を持って意思が地中へ根ざしていれば片足をちょっと揺さぶられたぐらいでは倒れない。

好きなものは自信を持って好きと言い切ってほしい。
オタクはオタクであることにこれからも胸を張っていてほしい。

[この記事の元になったツイート]