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ピーチがクッパでクッパがピーチ

どうしようもないDV男と付き合っている子が「でもその後は優しいの…」なんて言っていたり、

DVまでは行かなくてもダメ男がたまに見せる優しさのカケラみたいなものから離れられない話は珍しくない。

付き合っているから分かる彼のいい部分がある。

しかしながら第3者から見ればそれは優しさでもなんでもなく「君が命綱離したら僕は死んじゃうから離さないで、僕が悪かったから…」というタチの悪い情に訴える命乞いなのだ。

スーパーマリオ64というゲームで遠くから見たらピーチ姫だけど近くに行くとクッパの絵に変わり落とし穴に落とされるという演出があった。

そんな風に当事者だから見えるものもあれば、他人だから見えるものもある。

どちらも正しくどちらも間違っている厄介なものだ。

昨日はとある方々とライブを見にいったのだけど、現状を見てライブハウスでずっとやってきた僕には見えなくなっている光景が見えているようだった。

絶望や失望の中には希望が紛れている。
それは今いる場所からは見えないものかもしれない。

また、希望の中にも絶望というモンスターは眠っている。それは他の人には見えていないかもしれない。

最後に決断するのは1人がいいけれど、1人で考えすぎないことも大切だなと思うのだった。




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