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また10年後振り返る時には

#10年を振り返る というハッシュタグがツイッターのトレンドに上がっていたので僕もやってみることにした。

10年あっという間な気もするし、長かったような気もする。真冬の路上ライブで人が止まらない時は1曲1曲が果てしなく長く感じたのに、過ぎ去ってしまえばそれも何千日もの中の1日だ。

こうやって箇条書きで振り返ってしまえば、案外やってることってそんなに多くないんだなあと思える。これってこんなに前だったっけと思うこともあれば、意外と最近だなと思うこともある。

でも数文字で説明してしまえることに思い出しきれないぐらいの思い出が詰まっている。これだけしかやってないけどそのために自分なりにめちゃめちゃやってきたと胸をはって言える。

乗っている時も、沈んでてうまく行かない時も、とにかく諦めはしなかった。そんな自分を少しぐらい褒めてあげてもいいよな。

26歳の路上ライブツアーが終わって、自分の中で何か野心とか情熱みたいなものが急になくなってしまった。今までと変わらず本気でやっているつもりなのにどこかで冷めた自分がいる。

それからお客さんが減るのはあっという間で、そんな時期が3年続いて、思い切ってライブハウスや路上ライブでの活動から少し離れて音楽をやってみたら、ずっと無くしていた熱いものがポッとともるのを感じられた。

ライブハウスや路上ライブが悪いということではなくて、僕がその場所で欲しいものを見つけることができなくなっていたのだ。

やっと「熱」を取り戻してあのころに負けないぞという気持ちで前を向けている。そしたらライブにもまた熱が戻ってきた。

今はまだたまに「あのころがよかった」と弱気になってしまうこともあるけど、また10年後、振り返る時は「今が一番」となんの引っかかりもなく言えるようにこれからもがんばっていきたい。

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