平林勉(行政書士試験講師)

伊藤塾行政書士試験科で講師をしております。 司法書士試験のイベントや講座にもちょこちょ…

平林勉(行政書士試験講師)

伊藤塾行政書士試験科で講師をしております。 司法書士試験のイベントや講座にもちょこちょこと顔を出すことがあります。 平成19年度 行政書士試験合格 平成29年度 司法書士試験合格 令和元年度 宅建士試験合格 著書:解法スキル完全マスター(日経BP日本経済新聞出版 2冊)

最近の記事

民法の速解の技術

民法の択一問題を即答するためには 結論から言うと、民法の択一問題を即答するコツは、「問題文をなるべく把握しないで、抽象的なまま飲み込むこと」です。 最初に断っておきますが、この方法は、対実務や対論文問題においては、「邪道」であり、やってはならないことです。したがって、あくまでも択一式対策が主である「行政書士試験」や「司法書士試験」。他には、「宅建士試験」などにしか妥当しないものと考えてください。 それは、なぜか。 対実務や対論文問題では通用しない。実は、これがヒントな

    • 覚えようとするだけでは意味がない

      覚えようと頑張っているのに… 行政書士試験や司法書士試験のように、マークシート式の出題が中心の試験は、最後は「記憶勝負」であることは間違いありません。 そのため、テキストの記載内容をしっかりと覚える。 ここに集中をする。 テキストを覚えるために、ラインマーカーを引いて、何度も読み込んで。 丸暗記にならないように、きちんと内容の理解もして。 それでも、なぜか試験で点数が取れない。 これは、当該工程が「理解」→「記憶」というプロセスを辿っているだけであり、肝心の「想起」する

      • 行政法の得点力をあげるためには

        基本方針 行政法は、学習範囲が比較的狭く、過去問等も充実しているため、取り組みやすい科目です。 基本的な学習方針は、過去問をやり込む。まずはこれに尽きる。初期段階は、5肢択一式ベースではなく、一問一答形式が良いかと思います。 (講座等を受講されている場合、どの過去問を解けば良いのかという指示があると思うので、その場合には、指示通り解いていけば大丈夫。指示が特にないという場合は、一問一答集を購入して、それを使うと良いですね。 テキストを読んだり、講義を聞いたりして、簡単に概

        • 司法書士試験における答案構成は必要か不要かという議論の愚

          背 景受験生の間では、この答案構成用紙が必要か、それとも不要かという議論がしばしばなされます。 というのも、平成22年辺り?から、記述式の問題の分量が増大し始め、平成28年度に最大化。平成26~29年辺りは、かなりの情報量を適切にかつ迅速に処理しないと問題が解き終わらない。そんな状況になったと。 そこで、記述式の得点に「直接関係のない」答案構成用紙への記載を省略することで、問題を検討する時間を増やし、また答案に記載する余裕も出そうという流れが出てきました。 これが、いわ