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「働くお母さんに最適の場所」フルリモートでも一人じゃない働き方

日本や世界各地から集まるフルリモートデザインチームGoodpatch Anywhere(以下、Anywhere)。今回は、7歳児と5歳児の子育てをしながらPM/UXデザイナーとして働く生駒のインタビューをお届けします。

彼女は2019年からAnywhereで活躍し続けているメンバーのひとりです。Webディレクターとしてキャリアをスタート。情報設計からUI/UXデザインまで領域を広げ続け、フリーランスとして活動したのちAnywhereにジョイン。2023年2月には、約500名のデザイナーが所属するAnywhereの中からMVPを受賞しました。

メンバーのみならずクライアントからも「ねえさん」と呼ばれる信頼の厚い彼女。フリーランスでは得られないAnywhere流の働き方、MVP受賞の理由、Anywhereを「働くお母さんに最適の場所」と語る理由を聞きました。

エンジニアと二人三脚。開発以外は、自分

私が大学院生だった当時、Webブログ全盛期の時代でした。CSSをいじってテンプレを変更してHPを作ったりして。「Webって面白いな」と思い、メンバーズというデジタルマーケティングに強みを持つWeb系の会社に就職しました。

当時UXという言葉もまだ一般的でなかったのでWebディレクターという肩書きでクライアントワークを行いました。戦略立案〜開発のディレクションまで、案件によって動き方はさまざまで。ときには、進捗管理だけでなく、画面設計なども担当しなければいけないこともあり、実践の場で基本的な情報設計周りを理解していきました。

その後、自社サービスの立ち上げを任されることになるのですが、これが大変で。エンジニアと私の2人体制だったんです。エンジニアは、iOSアプリからバックエンドまで全部ひとりで実装し、私はそれ以外の全て。事業戦略立案〜実行、カスタマーサポート、コンテンツ作成…ときにはiOSのソースをいじってみたり。これを3年間くらい。忙しかったです(笑)。

ユーザーが盛り上がる仕組みや勘所はわかったのですが、マネタイズが要因でクローズに至ってしまいました。これがメンバーズに入社して8年ほどたった頃。自分の中でやり切った感もあったのと、そろそろ子どもがほしいなと思い、働き方の自由度が高いフリーランスに転身しました。

働き方を見つめ直した“保育園の洗礼”

3年間心血を注いだのは、教育系のサービスでした。ずっと教育に興味があったんです。人は何かに熱中し、好奇心を持って楽しみながら学び続けることで、新しいものを生み出すと考えています。だからこそ、学ぶことを楽しめる人材が増えることこそが、世の中を良くすることにつながると信じてるんです。

こんな思いもあって、いつかまた教育系のビジネスに関わりたいなと思っていました。

長女を出産した後、保育園には落ち続け、育児しながら時短でフリーランスを続けていました。次女の出産を期に、兄弟特典が効いて、ようやく2人とも保育園に預けられることに。満を時して、教育系のスタートアップに社員としてフルタイムでコミットすることを決意しました。

でも、結局半年で退職に至りました。“保育園の洗礼”を受けたんです。当時、次女(0歳)が保育園から風邪をもらってきて。やっと熱が下がったと思ったら、次は長女(3歳)が一週間熱を出したり。それが治ったころに、次は次女が胃腸炎になってしまったり。ということの繰り返し。

一方、会社も本当に立ち上げ期で。メンバーは4〜5人、うち2人はジュニアメンバーという構成。私が立ち上げの実務のかたわらでマネジメントと育成をしなきゃいけないような状況で。しまいには、私も体を壊して肺炎にかかってしまい。

主人が「ちょっと働き方を考えた方がいいかもね」と切り出してくれて。夫婦で話し合いの末、二人の娘が小学生になるまでは、時間の調整がしやすいフリーランスに戻ることにしたのです。いずれ教育をやりたいなら、まずは自分の子供が成長していく姿を見ることを大事にしようと思ったのも理由の一つです。

Anywhere流、「同職種の複数アサイン」が学び

そんな時、フルリモート前提のフレキシブルな働き方でWeb系の仕事に関われるAnywhereの募集を見かけ、2019年2月にジョインしました。入ってみると、とても刺激的で。最前線を戦ってきた、実力あるメンバーばかりなんです。活躍している人には、いくつかの特徴があります。

一つは、基本的にコミュニケーション能力が高い点。Anywhereの在籍メンバーはフリーランスが多いです。フリーランスは、すでにできあがっているチームにひとり単身で参画するシーンもあります。そういった経験を積んでいるので、周りを巻き込む力が強く、伝えることを怠らない人が多いです。

もう一つは、学習意欲が高い点。Anywhereではメンバー間で強みや弱みをフィードバックしあったりする文化があります。その時に、素直に受け止める柔軟性がみなさんあるんです。スキルセットが違うメンバー同士が学び合う姿勢を持っています。

最後に、領域にこだわらない点。具体的には、UIデザイナーだからUIしかやりません、みたいな人はいないですね。「〇〇さんがここ気にされていたけど大丈夫?」といった発言が、PMはもちろん、UIデザイナー、エンジニアなど職種問わず飛び交います。

みなさんそれぞれの領域で特化したスキルを持っているのに、ゴールに向かってチームとして自律的に動くことができる、本当の意味でのプロフェッショナルなんです。

加えて特徴的なのは、自分と同じ職種の人とプロジェクト進行できるプロジェクト体制です。一般的に、ひとつの案件に対してUIデザイナーが1人。情報設計が1人。など、職種ごとにひとりずつアサインされ、その領域は個人に任されることが多いです。

一方、Anywhereの場合は一つの案件に対して原則同じスキルセットを持った人が複数人アサインされます。これにより、一つの問題に対して多様な視点で解決に取り組むことができる。属人化を防ぎながら、コラボレーションが生まれやすい体制が構築されているんです。

この体制は、クオリティの向上というメリットだけでなく個人のスキル面でもプラスの効果があります。自分と同じ職種の人と進行することで、自分では言語化できていなかった部分を言語化するシーンを見かけたり、考慮すべき新しい観点を知れたりするんです。専門領域を持つ多様なメンバーたちとのプロジェクト進行を通じて、思いがけず、「楽しんで学ぶことこそが最良」という学びの理想をここで私自身が体験することとなりました。

ビジネスとして持続するからできる価値提供

実は、2023年2月に行われたGoodpatchのFY2023半期総会 Anywhere部門でMVPを受賞させていただきました。

MVP受賞時、リモートでコメントする生駒

Anywhereには、約500名のプロフェッショナルなデザイン人材が所属しているので、とても驚きました。当時、1日4時間というハーフコミットでの働き方だったこともあり「本当に私かな?」と思ったほどです(笑)

振り返ると、表彰時のコメントでも触れていただいた通り、メンバーやクライアントと良い関係を構築できたのが理由だったと考えています。

あなたはGo Beyondの精神で、得意とする開発面だけでなくUIデザインからビジネスモデルの話まで幅広くカバーし、クオリティマネージャーとしてチーム全体を愛で包んでメンバーに安心感を与えてくれました。そしてメンバーからの信頼はもちろん、パートナーからも常に信頼と愛を勝ち取りました。(表彰文より引用)

私、割と受注時のスコープをひっくり返す人なんです(笑)。例えば、「リスティング広告の予算をどう使うか?」という相談をされた時に「今は広告を打つ時じゃない。もっと別の優先度が高いことに予算を使えないか?」と進言したり。元々の発注目的がUIの刷新だったのに、上流の話まで引き上げサービスコンセプト設計の練り直しまでサポート領域を広げたり。クライアントにとって本当に必要なことなら物怖じせずにアクションします。こんな思い切ったことができるのも、ひとえにチームのメンバーが優秀なので成り立つことなんですけどね。

プロジェクトを推進する上で、ビジネスとして成立させることにはかなり意識しています。プロジェクトに参画したタイミングでたくさん質問するんです。プロジェクト状況だけでなく、サービスの目的、ユーザー属性、運用費のコストなどビジネスモデルを理解することに努めます。

1社目に自社プロダクトをクローズした経験からでしょうね。思想を掲げ、良いプロダクトをつくりユーザーをどんなに集めていても、ビジネスとして成立しないサービスは意味がないと考えているんです。価値を提供したいなら、持続することが重要。クライアントのプロダクトもマネタイズできないビジネスにはしたくないという想いが、ずっとあります。

例えば、PMとして参画した鳥取県の株式会社アクシスさまとのプロジェクトでは、先方のPOのサポートとしての動き方もしていました。POがとても忙しい人で。コストと売上を推し量ってこういう構造にできるといいですね、と目標数値のシミュレーションを行ってみたり、ご存じなさそうな部分も先回りしてインプットさせてもらったりしました。

他にもよく言っていただくのは、開発面の理解度でしょうか。エンジニアと2人でタッグを組みアジャイル開発を進めた経験もあるので、エンジニアのマインドやコアな部分は理解しているつもりです。そういった辺りもPMとして助言ができるからか、メンバーからもクライアントからも「ねえさん」と呼んでいただいていたりします(笑)。

キャリアを諦めない、ひとりで戦うお母さんへ

Anywhereは、働くお母さんにとってとてもいい場所だと思っています。

私は子育てを機に、広い住居や大きい公園を求めて東京からつくばに引っ越しています。こういった地方において、フリーランスで関わるのはどうしても小さな案件になってしまいます。

キャリアか子育てに悩む女性って、実力のある人だと思うんです。実力がつき始めてノっているタイミングにブランクをつくるのは、怖いし不安もあって、出産に踏み切れない方も多いんじゃないでしょうか。

そういう時、居住地や時間などの制約を乗り越えて、フルリモートで都心の大きな案件にも携われるAnywhereは、受け皿になり得るはずなんです。たったひとりで案件に参画するフリーランスって、人間関係が結構大変だと思うんです。Anywhereは、心理的安全性が高くメンバーからの学びも多い。子育てしているメンバーも多いのでみんなと助け合える状況でもあります。

そんな、戦うお母さんにとってはピッタリの場所だと思います。

Goodpatch Anywhereでは、一緒に「デザインの力を証明する」メンバーを募集しております!インタビューを読んで少しでも気になった方はお気軽にお問い合わせください。