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痛みのない別れ

丸っと1日空いたので、ずっとやりたかった片付けを始められた。私の最近のストレスは、使わないあれこれが身の回りにごっそり溜まっていることで、何の予定もないGWには絶対にやろうと決めていた。

不用品は思い切って捨てたり、あるいは売るために段ボールに入れたりしているのに、何故だろう、片付かないばかりか、かえってモノが増えているような気がする。これらのモノはどうやって収納されていたのだろうかと首を捻る。
片付け下手なんていつもこんなものだ。
収納場所と体の向きの関係で、モノの取り出しと収納は右手しか使えない。肩が悲鳴を上げてきたので、とりあえず第1日目は終了ということにした。

使わなかったモノ、不要になったモノは、ちょこちょこ迷ってはみるものの、スムーズに処分できた。また欲しくなったらその時に買えば良いのだし、使わなかったのだからそもそも要らなかったものだ。手放して時間が経てば、手放したことさえ忘れてしまうだろう。

ひとつだけ、捨てられるかどうかその時になってみないとわからないモノがあった。差し障りがあるのでそれが何かは言えないが、私にとってそれを手に入れた時は宝物のようなものだった。それにまつわるいくつかの思い出もあった。
しかし私はそれをポンと、何事もなかったように捨ててしまった。

もっと辛くなるかもしれないと思ったし、捨てられず結局しまう羽目になるかもしれないと思っていたのに、悲しくもない、寂しくもない、さっぱりしたという感じもない。何の感情もなく、モノと思いが切り取り線で切り離されるように、私の元から姿を消した。
ただ、「ああ、私別れたんだ」と、恋人と別れて少し経った頃急にひとりになったことの現実に気づくあの感じに似ている。

モノの選別には疲れたが、モノはモノとして、想いは想いとして、分けて扱うことができるように少しは成長できたのだろうか。

まぁ、片付けてもキレイになってはいない部屋を見ると、どのお口が?という感じではある…

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