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ハムとフランス語

怠惰な1日を過ごしている。
昨日漫画を描くのにかなり右腕をこき使ったせいで、肩がヨレヨレだ。ここで頑張っては休日の意味がないので、好きなように過ごすことにした。
朝から昨夜観ていた映画の続きを観て、フランス語のディクテを少しだけこなした後、午後からは映画を2本観た。
ひとつは666で有名なオーメンのリメイクで、もうひとつは以前から観たかった『ヴィーガンズ・ハム』だ。

『ヴィーガンズ・ハム』はてっきりアメリカの作品だと思っていたが、思わぬところでフランス映画に出会った。
フランス映画と言えば、アンニュイだったり、暗かったり、アメリカ映画にあるような底抜けの明るさとは真逆のイメージだが、この作品はそのイメージには反するものの、フランス映画らしいブラックジョークが効いている。食を扱った点についてもフランスらしい気がする。

ヴィーガンに関して私は思うところあるが、結局は個人の思想の問題であり、私自身は迷惑を被っているわけではないので、好きなようにされたら良いと思う。
しかし、この映画にも出てくるように、ヴィーガンであれ非ヴィーガンであれ、思想を人に押し付けることの愚かさや可笑しさを皮肉っているように思うし、また移民、特にアフリカをルーツに持つフランス人に対する差別も垣間見える。
とはいっても、全体としてコメディタッチなので、あまり難しいことを考えなくても観られると思う。

それはそれとして、この映画がフランス語だったことは私にとってラッキーだった。
日本で学んで1年ちょっとの私に、字幕なしで理解できるほどのスキルは当然ないが、字幕と聞こえてくるフランス語のすり合わせが多少できるようになっていた。”すり合わせ”とは、字幕を読んで聞こえてくるフランス語を予測したり、聞こえた単語と意味を一致させることで、私が勝手にそう呼んでいる。未知の言語ならば字幕が出ていたとしても、すり合わせは不可能だから、多少なりとも私はフランス語がわかるようになっているということでもある。
もしフランス語字幕があれば、フランス語字幕と音のすり合わせをしながら学習ができるが、なかなかフランス語の字幕がついているコンテンツは見当たらない。(その点Netflixはフランス語字幕の作品が比較的多い)

連休中は思い切ってフランス語学習からも離れてみようと思っていたが、そんなわけで予定外に学習ができてしまった。

『ヴィーガンズ・ハム』の視聴(Amazonで可能)をお勧めしたいが、少しグロいシーンがあるので、ご覧になる際はご注意を。
なお、ヴィーガンの方はご視聴を控えられた方が賢明だと思う。

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