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働くパパは絶対に出産に立ち会った方がよいと思う理由

こんにちは、ひーせです。

現在、2児のパパとしてサラリーマンと子育てを両立しています。

今回は「働くパパは絶対に出産に立ち会った方がよい!」ということで、その理由について、私なりの意見を述べさせてもらいます。これからパパになろうとしている方や、ゆくゆく結婚して子供を持ちたいと思っている方にぜひ読んでほしいなと思っています。
そして、何かしらの参考になれば幸いです。

出産に立ち会った方がよいと思う理由

実際に二人の子供の立ち合い出産を経験してみた私が考える、出産に立ち寄った方がよいと思う理由は以下の3つです。

1.家族を守っていくんだ!という強い意志が持てる

2.妻への愛情、子供への愛情が今まで以上に深くなる

3.命の尊さを知ることができる

この3つは、今の私の原動力にもなっているし、どんな困難な状況に陥ってもへこたれない!そんな強い精神力も身についた気がします。

また、うっすらとですが、出産に関するエピソードも書いておきますね。

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私は大手企業で働くサラリーマンですが、仕事柄全国への出張も多く、毎日朝から終電間際まで懸命に働いても全然仕事がはけず、家に帰っても、土日になっても、ずーっと仕事のことを考えていた。そんな人間でした。

一方で、若い頃から「結婚して家族を持ちたい!」とか「子供も二人は欲しい」とか、そういった願望も強く持っていました。

「仕事を頑張っていきたい自分」と「家庭を築いて子供のパパになりたい自分」の間でずーっと気持ちが揺れていたのですが、妻ときちんと話し合った結果、私は30代前半で後者に気持ちをシフトすることにしました。

東京から大阪への異動。

同じ会社であれば、仕事内容ややり方はそこまで変わらないだろう。今後も仕事を通じて実現していきたいことを行えるだろう。そう信じてやってきたわけですが、現実はそう甘くはありませんでした。

なんなんだこれは??これが仕事なのか??
なぜ挨拶もしないんだ??
なぜやること終わってるのに帰らないんだ??

自分の思いとは裏腹に、環境にヤル気や生気を吸い取られる日々。もはやなんのために仕事をしているのかが分からず、生きる屍のような感覚でもいました。

そんな時、妻の妊娠が分かり、運良くも年末年始の休みの期間だったため、初めての出産を二人三脚で頑張ることに決めました。

通院の送迎、着替えや入院グッズの持ち運び、辛い時は背中を擦り、不安を少しでも和らげるために会話相手にもなる。

男である私は、セックスをして快楽を得られるだけの立場、いわゆる無責任な立場であり、出産することを変わるわけにもいかないし、痛みを共有することもできない。
本を読んだりして理解はしてたものの、実際に目の当たりにすると、女性の強さ、たくましさ、精神力、肝っ玉が小さく虚勢だけ張りがちな男性とは違って、生まれながらに覚悟が備わってるんだなと感じました。

そう、まさに「命懸け」なのです!!

そんな命懸けの妻を旦那として見過ごすわけにはいかないし、一緒に戦いたい!と心から願った私は生まれて初めての立ち合い出産を経験することにしたのです。

初めてのエコー写真を見て

妻と共に、出産をする病院へ何度も何度も通い、母体の状態を確認する必要があります。男性である私は、妻の体調を気遣いつつ、車で一緒に病院へ行き、毎回一緒に付き添うようにしていました。

医者の許可が出て、初めて我が子のエコー写真を見せてもらったとき

率直な感想としては・・・

え??これ、子供なの???

でした・・・w

それくらいドラマで見るような出産風景しか頭に入ってなかったんですね。
だから、この時は「生命」を感じた程度で、これからどういう風になっていくのかなんて全く想像もできていませんでした。
(妻には申し訳ないけど、自分事として捉えきれてなかったかも)

母体の中で段々と成長する我が子を感じて

段々と日が経つにつれ、妻のおなかはどんどん大きくなっていきました。
エコー写真も頭や体といった形もうっすら見れるようになり、だんだんと我が子がいるんだ!!という実感が湧いてきたのです。

この頃、妻は「ねえ、赤ちゃんがお腹を蹴ったよ!!」とか、少しずつ変化していく様子を嬉しく語ってくれるので、それを聞きながら、私も自分事として捉えられるようになってきました。

妻のお腹に耳を当て、動き回る赤ちゃんの「生命力」を肌で感じると、どんな子が生まれてくるんだろうなーって勝手に笑みを浮かべたり・・・
とにかく嬉しくなってきてました。

仕事をしながら、夜は妻の様子を見て、土日は通院等々・・・
なかなか忙しい日々だったけど、新たな生命を前にとても充実してました。

立ち合い出産当日

妻のつわりがひどくなってきたので、病院に連絡し、深夜に車で向かったけど、まだもう少しですねーということで自宅に引き返す。
初めての出産なので、どういうタイミングまで待てばよいのか全く分からずに、不安と痛みからフライングスタートを切ってしまいました・・・

家に引き返してすぐ、またつわりがひどくなってきたので、今度こそ!ということで病院へ急いで折り返し。

さあ、ここからが妻の壮絶な戦いが始まるのですが、夫である私は出産というものが本当に命懸けであることを知ることになるのです。

分娩台に向かうまで、ベッドでひたすらいきんで赤ちゃんの体勢が整うのを待つのですが、その時間が4時間程度。
苦しむ妻を見ながら、背中をさすったり、テニスボールを当てたりするしかできない私は、ただただ「頑張れ!あきらめるな!」と願うしかできませんでした。

いよいよ分娩台へ

いよいよ分娩台に入ってと呼ばれたのがもう夜更け。
しかし、ここからが本当の戦いの始まりでした。

妻はとても苦しそうだけど、懸命に戦ってる。

時折「もうやめてもいいですか、死ぬぅ」と苦悶の表情を浮かべ諦めようとする姿を見て、私はぎゅっと手を握りしめながら「もうちょっと!諦めるな!もうちょっと!」と励ますことしかできませんでした。

そうやって頑張ること6時間以上・・・
時間は深夜になっており、私も徹夜2日目に突入してましたが、そんなもの全く気にならないくらい目の前に必死でした。

無事出産・・・

助産師さんから、「元気で立派な男の子ですよー♪」と生まれてきた赤ちゃんを見せられた時、「なんやこの黒いの!!!うちの子大丈夫なのか?」とびっくりしたのと共に、喜びよりも何よりも、妻が無事に出産を終えてくれた安堵感の方が強かったのを今でも覚えてます。

綺麗に血を拭き取られた赤ちゃんは本当に可愛かったけど、その赤ちゃんを初めて抱いたときの妻の表情、安堵感と幸福感と色んな感情が混ざり合って、見たこともない笑顔を浮かべた瞬間を目の当たりにしたとき、私の心の中で「どんなことがあっても家族だけは守り通す!」という強い意志が芽生え、「そのために自分の人生を賭けていい!」という決意も固まった瞬間でもありました。
(これが情熱のパパリーマン誕生の瞬間でもありますw)

最後に

男性にとって、出産というものは直接痛みも伴わないし、どこか他人事に捉えている人もいるかもしれません。
でも、そういう人こそ、ぜひ出産に立ち会ってください。
そして、奥さんの覚悟や生き様をしっかり見てあげてください。
それが奥さんのパワーになるし、貴方の人生観にも大きな影響を与えるかと思います。

二人で出産を乗り越えて、生まれてきた赤ちゃんに思い切りの愛情を注いであげてくださいね♪

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ひーせ
Twitter:@grapecareer

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