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野菜の袋詰めで仲直り

 別に喧嘩をしたわけではないんです。ただ何となく最近、夫とコミュニケーションがうまく取れていない感じがありました。何とか話すきっかけを作ろうとするのですが、取り合ってもらえない感覚。
 ひとつ前の記事に、地域の神社掃除の後にお参りをして、農業を頑張ってる夫が報われるようお祈りをしたことを書いたのですが、陰で祈るだけでなく、これはちゃんと言葉に出すべきではないかと直感で思いました。

 昨日はうまくしゃべれなかったので、今日は久しぶりに野菜の袋詰めをして、行動でやる気を示そう、あわよくばちゃんと話し合うきっかけにしようと思い立ちました。
 思い立ったら吉日。朝食のお皿洗いも掃除もちょっと置いといて、今日は農業とコミュニケーション優先日!と割り切って作業小屋へ。
 作業小屋には夫が早朝から収穫していた水菜が数かごありましたが、私が袋詰めをしようとすると、案の定、夫は「やらなくていい。ゆっくりしてて」と一見優しそうな言葉を冷たい声で言い放ち、門前払い。でも私はあきらめません。すると夫も観念して私に袋詰めを任せ、畑に第二弾の野菜を取りに戻っていきました。

 一時間半ほど作業して、お昼のサイレンが鳴り響くころには夫の態度がだいぶ柔らかくなっていました。よし、これならお昼に話し合いできるかも。

 結果、私達夫婦はお互いの思いのたけを久々に話し合うことができました。これからどうやって二人で農業していくかなどの展望が少しずつ見えてきました。ああ、よくやった。ずっと胸の奥にもやもやしていた霧がはれてきた。今日からまた、気持ちを新たに頑張ろう。そう思える一日でした。

収穫したての水菜

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