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ペットと飼い主の分離不安 と避難訓練


今日は、分離不安について、私なりに考え、アプトプットしたいと思います。また、今回、マンションの室内工事中、一緒に暮らすチンチラのけだまの避難を体験し、気づいたことも併せて綴りたいと思います。



分離不安

みなさま、大切な人と離れるとき「ずっとそばに居たい」「このままいなくなったらどうしよう」と多少の不安を感じたことはありませんか。
これは、分離不安です。また、分離不安症と通常の分離不安は別物です。


犬の分離不安症

よく知られているのが、ワンちゃんの分離不安症ではないでしょうか。

ここで、補足をしておきますと、

飼い主さんが、外から戻って、喜ぶワンちゃんを思い切りかわいがる行為は、愛犬の愛情に応える行為であり、悪いことではないと思います。
しかし、分離不安症で、人から見ると問題行動であり、犬からみると辛い状況ということであれば、お互いが安心して暮らせるようにルールを設ける必要があると思います。

私の体験 犬と猫の分離不安症を経験

私が子供の頃、実家には、親子の犬がいました。親犬が亡くなると、子供の方が(成犬でしたが)分離不安症になってしまい、父の車のエンジンを聞いただけで、吠えだし、父の顔を見るまで、鳴き止まず大変でした。

若いころ、一時的に弟の猫を預かっていましたが、まだ子猫だったせいか、私が仕事から戻ると(自転車を駐輪所に止めると)玄関前に来て、にゃーにゃ―鳴いて出迎えてくれる。可愛いと同時に、可哀そうと思い、一緒にいる時は、寂しくないよう、よく遊んだ。今思えば、かなり分離不安症だったのかもしれません。私がお風呂やトレイに入ると、ドアの前でずっと待っていたし、料理中は肩の上に乗ってくることもあったし、夜は一緒に寝ていた。

そんな甘えん坊な猫は、私の帰宅が1~2時間遅くなると、布団の上におしっこしたり、風呂場にウンチをするなど、いわゆる問題行動をするようになりました。

愛着と分離不安

愛着については、過去の記事をご覧いただきたいと思います。



一般的な分離不安は、愛着対象とお別れする際、多少なりとも不安を感じる当たり前の感情だと思います。
だって、ペットは、人間の子供と同じ存在なんて言われるくらいですから、一人お留守番させるのって、心配じゃないですか。

ペットと長年一緒にくらしている同僚も、「今日、予想以上に暑くなったけど、エアコンつけてこなかった。家の猫大丈夫かな」とか「うちのワンちゃん、大丈夫かなあ」と、当たり前のように仕事中、気になり、あわよくば、早退したいと思うほど、心配する時もあります。

それって、親=飼い主の責任ある行為だと思いませんか。心配して当然、不安になって当然です。
だから、出かける前にも「いつもの場所にいないけど、このまま出かけて大丈夫かな」「お留守番させてごめんね」みたいな、不安や罪悪感のようなものが芽生えるのも当たり前です。

なんだか、過去記事掲載してばかりで、すみません。
結局、同じような事を発信したいみたいですね。
私にとっては、ペットと一緒に暮らすにあたり、ペットロスを理解するにあたり、とても重要だと考えているからで、皆さんにお伝えしたいことなんです。

何を言いたいかというと

分離不安を感じたら、それが正常な範囲なのか、過剰なのか、見定めること。多少の不安は当たり前。その不安がどこからきているのか、どこまでケアが必要なのか。飼い主もペットも過剰な不安を感じないために、知っておく必要があります。

・ペットと飼い主は深い絆で結ばれている。
・大切な存在と別れる時は、多少の不安や罪悪感を感じる。
・ターミナル期であれば、予期悲嘆(お別れを予感してた悲しみ)になるかもしれない。その話はまたいつかしたいですが、、、

そして、我が家のように、お別れするかもしれない経験や、過去にペットロスや大切な方とお別れして辛かった方は、なおさら、分離不安が強くなる可能性があります。また、ご自身の愛着スタイルが、依存型だと当然、分離不安、もしかしたら分離不安症の傾向にあるかもしれません。

プチ避難体験

マンション室内工事にあたり、けだまのストレスリスクについて、夫と何度も検討した結果、以下のような対応となりました。

初日は、私が工事の立ち合いをし、夫は、キャリーに入れた、けだまを連れて、近所の公園でテントを張り1日やりすごしました。
風の音など気になっていたものの、夫が一緒に避難し温度チェックしたり、世話をしていたので、どうにか乗り切れたようです。

※テント内でもキャリーからは出しません!そもそも、チンチラはお外に出るリスクが高いため、基本的には、このような行動はおすすめしませんが、ペットホテルが近場になく、車もないため、通勤ラッシュの電車で連れていくことや、預けっぱなし、毎日送迎、どれもお互いにストレスです。また、チンチラを預けたことのある方から、イマイチだったと聞いていたこと、(ストレスで食欲減退、ウンチが小さくなるは当然だと思いますが)甘えん坊時期になっていたので、それらを考慮し、無理に遠くのペットホテルに預けない選択をしました。
本当は、公園に連れていくのではなく、病院へ連れていき、検診をうけようと思っていたのですが、病院がお休みの曜日だったので、できませんでした。

二日目は、私は仕事を休めなかったため、夫が近所の方に、けだまを預けました。
湿度に苦戦したそうで、気を使わせてしまいましたが、非常に信頼できる人なので、頼んで良かった。と思ってます。 

けだまは、と言いますと、帰宅後、ご機嫌斜めで、大好きなおやつも、無視!だったようですが、それでも、私が帰宅するころには、何も無かったかのように、ご飯も良く食べ、部屋んぽ(室内さんぽ)の時には、なんの躊躇もなく、膝に乗り、「けだまー」と呼ぶと、走ってきたので、安心しました。

この体験から学んだこと

けだまも、6歳となり、さまざまな経験をし、やっと私たち飼い主と我が家を安全と認識するようになりました。(本当に無防備な姿を見せるようになったのは、6歳になる少し前からで、リラックスしていても、小さな物音や気配で起きてしまう繊細な子です)

必要のない外出は進めませんが、色々経験しておくとことで、ストレス耐性がつくと、なにかと安心だなと思います。
そういう意味では、近所の公園の匂は、病院時に通る道だったり、締め切った部屋の窓の隙間からかすかにとらえている可能性があり(古いマンションなので、窓の下にタオルなどで隙間風も入らないようにしているのですが、けだまは、コーナーに顔を押し当てるのが大好きです)知っている匂いであれば、多少安心かもしれません。

そして、繰り返しますが、けだまの安全確保は飼い主として当然考えるべき行動です。ただし、分離不安から過剰なケアになっていないか、どこまで対応すべきか。は冷静に判断するべきです。

以前、チンチラ協会の飼育セミナーでも、人に触られること、抱っこに慣らしたほうがよい。と聴いていたのですが、抱っこトレーニングを余りしておらず。自然な流れの抱っこは静かだけど、「捕まえるぞ」とこちらが構えた抱っこは、猛抵抗される。

我が家の課題は、緊急時の抱っこ(ひっ捕まえる)をもっと、スムーズにすること。キャリーのドリンクボトル問題(いつも高い位置にボトルを設置しているため、キャリーだと位置が低くて飲むのをあきらめてしまう可能性)長期的に避難となれば、シリンジであげるなどの方法も考えておく必要があると思いました。

チンチラ協会は、飼育セミナーや防災セミナーなど、安心してチンチラと暮らすための知識を学ぶことができます。

私は、心理士として、ペットロスカウンセラーとして、ペット終活アドバイザーとしての視点から、少し違った情報など発信できたらなと思いました。

おわりに

今回は、過去記事のリンクや、関連お役立ち情報のリンクを沢山はってしまいました。どれも、役立つ情報だと思いますので、チェックしてみてください。そして、私の過去記事も、参考になったと思ったら、スキ❤や、シェアしていただけると嬉しいです。

これからも、伝えたいと思ったことや、自己紹介的な自分の日常も発信していきますので、皆さまよろしくお願いいたします。

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