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プラントベースフード事業に思い切り舵を切ろうとした3つのきっかけ

こんにちは、Red Yellow And Green 株式会社 代表の細井です。

今回は僕がなぜプラントベースフードの事業を立ち上げようと思ったのか。まだ認知が高くない商材、サービスだったりするのでこの方向性で行こうと考えるに至った理由を、自分の頭の中の整理も兼ねて一度まとめたく、記事にしてみました。

プラントベースフードに興味を持った3つのきっかけ
1. 食と環境問題のつながり
2. 食と健康について
3. 次世代の環境のため

1. 食と環境問題のつながり

「食と環境問題がどうつながるのか?」まず最初に浮かぶ疑問だと思います。僕もついこないだまでそうだったのです。が、僕の場合はNetflixにあったCowspiracyというドキュメンタリーを見て納得がいきました。

レオナルド・ディカプリオがエグゼクティブプロデューサーを務めており、監督兼出演者でもあるキップ・アンデルセンは『不都合な真実』 により環境問題に目覚めて、このドキュメンタリーの制作をするに至ったという流れだそうです。

畜産と環境の関係が分かる主なポイントは以下の通り:
温室効果ガス(Green House Gas)について
・世界の家畜の総排出量は人為的なGHG排出量全体の14.5%*1
水の利用について
・牛肉100gの生産につき約2,000ℓの水が使用されている*2
森林の消失について
・アマゾンの森林消失の70〜90%強が畜産用飼料の農地になる。*3
・世界の熱帯雨林は、一秒間にサッカーコート2コート分づつ消失し、 一日でニューヨークより多くの熱帯雨林が消失している。*3
使用面積について
・畜産は現在、地球全体の陸地面積の30パーセントを使用*4
・『サイエンス( Science)』誌による2018年のレポートによれば、肉、魚、卵、乳製品のために使用される農耕地が占める割合は、全体の83%にものぼるという*5
タンパク質危機について
・2025〜30年頃には人口増加に食糧の生産が追い付かず、需要と供給のバランスが崩れ始めると予測がある。
*上記数値については諸説あり、ここで記載した数値以外の例もあります。

ちょっと強引ですが、端的に何が起きているかをまとめてみると:
「お肉を頂く→牛を育てる必要がある→放牧地+牛用の飼料用農地が必要→新たに土地が必要になるため森林を農地に変える→温室効果ガスの吸収量が落ちるが、ガスの排出量が増える→温暖化が進む→土地の砂漠化や自然災害が増加する」

と言うことで、上記スパイラルが発生する可能性があります。今後これが進んでいくことで次世代、その次の世代が住む地球環境が熾烈なものになる可能性があります。この流れをなんとかするには今までほどの肉は食べられないだろうと考えており、その代わりに一定の割合で植物性食品の消費にスイッチしたいと考えています。これが出来る限りしやすい環境を作るのが僕の新しい事業だと考えています。

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2. 食と健康について

食事については本当に諸説あり、一概に何が正しいとは言えないと思います。ですので、いろんな情報や選択肢を知った上で自分と相性良いやつ、やってみたいと感じたものを選ぶと言うことで良いと思っています。この前提に立った上で、提供したい食事について考えています。

正直にいって平均寿命が男女共に80歳前後に至っている日本人は基本的に健康だと思っています。食事の内容が欧米化してきた日本人の寿命が今後どのように変化してくるかは分かりませんが、とにかく現時点での食生活は極端に悪いことはないと思います。

ですから現在の食生活を植物性食品で送ることが出来るか?が重要だと考えており、プラントベースの食材を使った、美味しい食卓を囲む支援をするサービスの準備をしています。美味しく食事をしていたら、地球に良い取組に繋がっていたという食べ物が理想系だと考えています。

また、項目1で挙げたような課題に取り組むとした場合、いかにそれが社会に普及するかが重要ですので、商品の美味しさ、食べやすさ、金額、物理的な手に入れやすさ等を充実させることの重要性は高いと考えており、これを意識した商品設計、流通もチームと考えています。

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3. 次世代の環境ため

個人的な思いとして一番強かったのがこちらの項目です。Cowspiracyを観終わった後に目に入った部屋にいる子供達を見ながら、ふと思ったんです。

「あれ?こいつらの未来大丈夫かな?」と。

正直これに尽きると言っても過言じゃないです。この事業に生涯かけたいと思った事とか、なんとか社会に普及させたいと思った事とか。

僕が幸せに暮らしてきたこれまでの人生を彼らは平等に享受出来ない可能性がある。地球環境が悪化する事で、自然災害が増えるとか、食べるものを制限する必要があるとか。なんか本当に申し訳ない…と思ったのです。世代間の不平等が発生する可能性があるんですよね。完全に僕のエゴですが「自分の子供たちを含む次世代の人間のために何かやったって思えないと死ぬときに後悔するな」と思ったんです。

ある種エゴ。そんな思いが元になったのが本事業です。なので、僕の考えが正しいなんて微塵も言いません。僕はシンプルに僕が良いと思ったアイデアを事業化して、選択肢として用意して、賢い消費者の皆さんに選んでもらえると良いなと思っているだけです。これで選んでもらえなければシンプルに僕の努力不足です。もっと良いものを、もっと選びやすい形で用意します。そして、次世代の明るい将来が用意出来るように努力します。

こんな思いで準備している事業ですが、2021年4月にクラウドファンディングをCAMPFIREにてローンチ予定です。僕の思いに共感してくれた方、単純にプロダクトに興味を持ってくれた方、環境対策としての植物性食品を食べようと考えてくれた方、是非一度お試し頂ければと思います。

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子供達と私の後ろ姿


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記事内にて引用した情報の出典:
*1:http://www.fao.org/news/story/en/item/197646/icode/
*2:https://www.env.go.jp/water/virtual_water/kyouzai.html
*3:https://www.hopeforanimals.org/environment/211/
*4:https://bit.ly/2UUGub1
*5:https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/2019-12-13-veganism-could-save-the-planet-cnihub
*6:https://www.sunryse.co/posts/protein-crisis

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