デザインにおいて生まれつきのセンスってそんなに関係ない
「大丈夫。デザインにおいて生まれつきのセンスってそんなに関係ないよ。」
デザインセンスがないからデザインの仕事は諦めた方がいいかもしれないと考えていた過去の自分にそう言いたい、と思ったので以下のようなツイートをしてみました。
デザインの仕事に憧れるのであれば、デザイナーを誰しもが目指していいのはないかと思っています。
僕はまだまだすぎるので、偉そうな口を叩く気は一切ないですが、それでも昔よりは遥かに良い物が作れるようになったと自分でも思えます。
今センスがなくたって、しっかり学んで手を動かしまくれば状況は変わると思います。
未経験から挑んだグラフィックデザイン
僕自身グラフィックデザインを学び始めて数年になります。元々は一般的な会社の商品開発部で商品企画をしていました。いわゆるマーケティング系の仕事です。
イラレもほぼ触れない状態でした。でもずっとデザインという仕事への憧れが捨てきれず、難病になったことをきっかけに人生の儚さを知り、自分が本当にやってみたかったデザインの道を歩むことにしました。
自分のセンスの無さに気づきもしない学び始めの時
デザインの道を歩むことを決心してから、毎日のようにイラストレーターで色々と作るようになりました。
この頃は見る目もなかったので、自分が作ったデザインは結構センスいいのではないかと、恥ずかしすぎる勘違いをしていました。
ある日、ある程度僕自身も自身がついてきたので、家族や友達に自分の作ったデザインを見せました(下記写真のデザインは当時渾身の作品だと思っていたデザインです。もっとひどいデザインも沢山あります。)。
「・・・いいね」
みんな一間おいて、いいねとお世辞で言ってくれたことがわかり、自分のデザインがやばいことに気づきました。
センスがないことを痛感し絶望
みんなに見せてから自分にデザインのセンスがないと気づき、そこから、あーもう駄目だなー、やっぱり生まれつきのデザインってセンスがある人しかできないんだろうなーと思いました。めちゃくちゃショックでした。
が、自分自身でデザインの道に進むと決心していたので、できるところまでやってみてから、それでも駄目なら辞めようと考え直しました。
先人から学びまくった日々
それまでは自分はそこそこいいデザインを作れているというぶっ飛んだ大勘違いをしていたので、一流の方がつくったデザインとかに全く興味がありませんでした。
でも自分が圧倒的にセンスがないことに気づき、そこからは素晴らしいと言われているデザインやデザイナーさん達と自分は何が違うのかを知るために、一流のデザインを大量に見るようになりました。一流のデザイナーさんの著書を大量に読みました。
同時にお金を払って活躍されているデザイナーさんに話を聞いたりもしました。
大量に本を読んだり、活躍されているデザイナーさんに話を聞いてわかったことがありました。
共通していたのが
「圧倒的に学んで、手を動かしまくっている」
ということでした。
ひたむきに学び続け、手を動かし続けるしかない
確かに圧倒的な生まれつきのセンスがあれば、学んで手を動かしまくる必要はないと思います。
でも僕が本や実際に出会った尊敬のできるデザイナーさんはみんな、圧倒的に学びまくって手を動かしまくっていました。
その学びから、とにかくいいデザインを見まくり、そこから知識や技術を盗みながら、手を動かしまくりました。
少しずつお客様から声をかけてもらえるようになった
そうしてひたむきに学びつづけ、手を動かし続けた結果、少しずつお客様から声をかけてもらえるようになりました。
当時はココナラを使わせていただいていたのですが、値段を上げてもお客様にロゴを依頼してもらえるようになりました。
僕自身もまだまだですが、良いロゴデザインやグラフィックデザインを見て、技術や表現、考え方を学んで実践して…を繰り返した結果、自分でも昔よりは遥かに良い物が作れるようになったと思います。
圧倒的にセンスがあることがデザイナーになれる条件では決してないと思います。
むしろ学び続けて手を動かし続けることで生まれつきのセンスがなくてもデザインの仕事を任せてもらえるようになると思います。
だからこそ、僕もまだまだすぎるのでこれからもひたむきに圧倒的に学び続け、圧倒的に手を動かし続けようと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
決して偉そうな口を叩ける身分ではないと重々承知していますが、過去の自分のようにデザインという道に進みたいけど、センスがないことに気づき自信がなくなっている方の後押しに少しでもなれば嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?