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今朝、季節の匂いがわからなくなったことを知った。

季節の匂いを知っていた。

季節の変わり目は朝、外に出た瞬間に
「あ、春が来た」
と気づきます。

いや気づいていました。

春はさわやかな花の匂いと柔らかい日差し、
夏は緑とさわやかな風の匂い、
秋はちょっと春と似た匂いで少し空気が澄んでくる感じで、
冬は空気がピンとしたとがった匂い。

それを合図に勝手に季節が変わったことを判断していました。
「今日から秋だね」といった具合に。

ただ、最近はその匂いがわからなくなってきてしまいました。

季節に限らず入学、卒業、始業式、修了式、参観日みたいなのも、それぞれの匂いがありました。(参観日は化粧や香水やタンスの匂いだった)

たぶん精神的な影響も多分にあったのだと、今考えれば思います。

ただ、なぜ匂いがわからなくなったのか。

恐らく大きな節目がなかったからだと思っていました。
いつも平坦な毎日だから季節も何もないのだと。

何かがあればまた感じるものだと

今朝、考えが違ったことを知った。

3月末で15年間務めた会社から転職し、本日初日の出勤。

まさに春。

確かに北海道は最高気温がやっと5度になった程度ですが、日差しも回復し、すっかり春を待つ状態。

更に今日という日は精神的にも特別な節目なので当然匂っても良いハズでした。

が、全然気づかなかった。

通勤途中に「そういえば、昔だったらこんな日は絶対匂いを感じていたな」
と想いだし、改めて意識しましたが、何も感じない。という位。

「大人になったら季節の匂いは感じなくなるのか」というトトロ的なやつなのか。

考察

考察として
①まだ春ではない
②季節の感じない体になってしまった(トトロが見えなくなった状態)
のいずれかであろうと推察しました。

よって、私のモチベーションも加味した上で、
若干強引ではありますが、「北海道にはまだ春は来ていない」という結論に至りました。

春が待ち遠しい。



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