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氷見市のスポーツのあり方〜「核」となる運動施設の存在を通して〜

皆さんこんにちは。
平日にできるアルバイトを探しながらも、どうせならやりたいことをしたいなという葛藤でひたすら悩んでおります。
大学2年生の大杉です。

さて、先日の投稿でも少し触れたのですが、私二月の下旬に富山にスマホを置いてぶらり旅に出ていました。
富山に行くことを決めたのも当日朝で、本当に行き先も目的も決めずに、
「わからないことは現地で聞く!」
「自分の気が向いた店、場所に行く!」
「スマホは開かない!電子機器も!(撮影用のデジタルカメラは除く)」
これだけを持って旅立ちました。


氷見市に行った理由

まず、氷見に行った理由ですが、これはもう
「なんとなく」
です。

とはいっても理由が完全にないわけではなく、
「少し富山の中心部から離れたところに行きたかった」
「高校時代にハンドボールをしており、氷見が有名だった」
こんな感じの気持ちがあった結果、たまたま行くことになったという感じです。

実際、富山駅からだと1時間もかからずに行けましたし、海も見えて素敵な場所でした。

ハンドボールのまち

氷見市は、「ハンドボールの聖地」と呼ばれるくらい、ハンドボーラーにとっては有名な土地です。

市内唯一の高校である氷見高校の男子ハンドボール部はインターハイでの勝利数が日本一であったり、2005年度からは春中ハンド(中学ハンドの全国大会)が毎年開催されていたり(今年は地震の影響で福島県での開催となりました。)と、氷見といったらハンドボール、というくらい盛んとなっています。

実際に春中ハンドでは、地域住民が各チームの応援団に分かれ、それぞれのチームへのおもてなしを担当する応援サポーター制度もあり、地域ぐるみでハンドボールに関わっているのです。

そして現在では、富山ドリームスというハンドボールチームが結成され、日本リーグに参入してトップレベルでも氷見を盛り上げています。

シンボルとなる施設の存在

総合型地域スポーツクラブ

そんな春中ハンドやトップチームの試合が行われている会場として、氷見市ふれあいスポーツセンターという施設が存在します。

氷見市ふれあいスポーツセンター

ここでハンドボールの試合が行われるのはもちろん、他のスポーツも総合型スポーツクラブの形態で実施されています。

総合柄スポーツクラブは「ふれんず」という名称で、ハンドボールに加え、卓球、テニス、体操、柔道、運動が苦手な子向けの教室など、その内容は非常に多岐にわたります。

そして重要なのが、これを氷見市ふれあいスポーツセンターという一つの大きな施設で行っていることです。

核となるスポーツ施設

一つの大きな施設が市内にあることでのメリットはいくつかあると私は考えます。

  • その施設に行けば何かしらのスポーツができる

  • 初めてスポーツをする人でもその施設に行けばいいという目印になる

  • その施設を中心にスポーツ活動の波が広がる

  • 充実した設備があり、施設貸し出しも行なっているため気軽に運動できる

氷見市ふれあいスポーツセンターで私が感じたのはこのようなメリットです。

そこに行けば何かスポーツができる、という目印でありシンボルである施設は、市民のスポーツ参加をより気軽なものにします。
ふれんずでは、子ども向けの教室だけではなく大人向け、親子向けなど幅広い教室を展開しており、これも誰もが来やすいというところにつながると思います。

私の地元がこういったもの(施設、スポーツクラブ)のない田舎だったからということもありますが、とても魅力的に感じました。

ゆるスポーツの普及

加えて氷見市では、ハンドボール+ブリという地域特有の要素を合わせた「ハンぎょボール」というゆるスポーツが考案され、実施されています。
以下世界ゆるスポーツ協会からの引用です。

そもそもゆるスポーツとは、年齢・性別・運動神経に関わらず誰もが楽しめるスポーツであり、誰もが楽しく、スポーツの普及というところをコンセプトに開発されているスポーツです。

このように、地元の特性を活かしつつ、誰もが楽しめる、体験できるスポーツ環境を氷見市は提供しています。

生涯スポーツの実現のために

氷見市は現在、誰しもがスポーツに積極的に参加できるよう、氷見市ふれあいスポーツセンターという中心施設の存在を通して、ハンドボール、総合型地域スポーツクラブ、ゆるスポーツ、そしてその他部活動やクラブ活動など、非常に多くの面で活動されています。

誰しもがスポーツを生涯を通して続け、心身の健康を保つためには、個人の意思はもちろん、それがなせる環境が近くにあることが重要です。

加えて、スポーツがまだ普及していない場所であったり、その意識が大きい人が少ない地域であったりでは、大きなシンボルがあった方が興味関心を惹かれたり気軽に行きやすくなったりするのではないかと思います。

今回氷見市では、そのシンボルがあるまちの一つの例を知ることができた気がします。
これからもいろいろな場所を巡って、より多くの知識、事例を学んでいきたいと思っております。
そして最終的には、ドイツのスポーツフェラインでそれを見たいと思います。

それでは今回はこの辺りで!


参考文献
・ハンドボールを核としたまちおこし
富山県氷見市教育委員会事務局スポーツ振興課 課長 角井 久則 
国際文化研修2020春 vol.17

・世界ゆるスポーツ協会

最終閲覧:2024.3.1 16:52




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