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お子さまの運動量、足りていますか?

こんにちは!ゴールデンウィークがスタートしましたね。気温も上がり、レジャーや体を動かすのに最適な季節になりました。

本日は「お子さまの運動量、足りていますか?」というテーマです。

文部科学省の調査によると、近年の子どもたちの運動量、運動能力は低下傾向にあります。特にコロナ禍ではマスクをした状態で激しい運動を避けるなど、運動不足に拍車がかかりました。

以下の図は、文部科学省『令和5年度 全国体力・運動能力、 運動習慣等調査の結果(概要)について』にある、子どもたちの体力テストのスコアです。コロナがあけた今も、コロナ前まで回復していません。

引用元:文部科学省『令和5年度 全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果(概要)について』

運動不足が子どもたちに与える影響

スポーツや運動は、子どもたちの現時点での健康状態だけでなく、大人になった時の身体活動量や健康状態にまで影響が持ち越されることが認められています。

  1. 基礎体力の低下: 筋力や持久力の低下により、日常生活での活動量が下がります。

  2. 肥満や生活習慣病のリスク増大: 運動不足は肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病のリスクを高めます。

  3. 免疫力の低下: 運動不足は免疫力を低下させ、感染症にかかりやすくなります。

  4. 気力の低下やイライラ: ストレスや不安を抱えやすくなり、集中力や記憶力も低下する可能性があります。

  5. 不眠や寝つきの悪さ: 運動不足は睡眠の質を低下させ、不眠や寝つきの悪さを招きます。

子どもの運動不足は、身体だけでなく心や社会適応力、認知能力にも影響を与えます。友達と遊ぶ楽しさやチームワークを身につけるのも、運動を通じてなんですね。コロナ禍の影響を取り戻せるよう、今は積極的な運動に対する環境づくりを意識したいものです。

どれぐらいの運動が必要か?

WHO「身体活動及び座位行動に関するガイドライン(2020年)」では、子どもたちの健康的な成長のために、以下の運動量を推奨しています。

  • 中強度以上(3メッツ以上)の身体活動(主に有酸素性身体活動)を1日60分以上行う。

  • 高強度の有酸素性身体活動や筋肉・骨を強化する身体活動を週3日以上行う。

  • 座りっぱなしの時間、特にスクリーンタイム(テレビ視聴やゲーム、スマートフォンの利用など)を減らす

メッツとは、安静時の状態を1としたときと比較して、何倍のエネルギーを消費するかを示す指標です。散歩や自転車に乗る程度の運動が3メッツに相当します。

コロナ禍では、この基準を達成するのも難しかったかもしれません。しかし、発育・発達の著しい時期の運動不足は、すでに成長しきった私たち大人とは異なり、その後の発育・発達に大きな影響を及ぼします。コロナ禍に出来なかったことをやり、そして、プラスアルファの活動で体力スコアを元に戻してあげる意識が必要です。

先に紹介した文部科学省の調査では、1週間の総運動時間が420分以上の児童生徒は、それ以外の児童生徒と比べ体力合計点が高いという結果が出ています。しっかりと体力・運動能力を伸ばしていくには、週420分(7時間)が一つの目安かもしれません。

運動が苦手な子どもには?

運動やスポーツが好きな子どもにとって、運動量を増やすことは難しいことではありません。

しかし、運動が苦手な子どもや、外で運動するよりもテレビやスマホを好む子どもには工夫が必要です。まずは外に出るところから始め、楽しいと思える運動を見つけたり、外遊びのゲームを取り入れるなど、親子で少しずつ一緒に取り組んでいきましょう。

「運動嫌い」にさせないために、良いところを見つけてしっかりとほめる、そして何か一つでも「出来る」という感覚を養ってあげてほしいと思います。興味を持って取り組んでいること、続けていること、努力の過程のなんでも良いと思います。

親御さまが運動不足なことも

世界保健機関(WHO)の調査によれば、日本人の3人に1人が運動不足である状況です。親御さまの運動に対する意識や取り組みは、子どもの運動環境の一つです。運動はスポーツと違って、ちょっと歩いたり体操やストレッチをしたりすることも含みますので、心と体のリフレッシュのために、子どもたちと一緒に体を動かしてみてはいかがでしょうか。

理想の成長へ!

子どもの運動・スポーツは将来の健康や成長に大きな影響を与えます。運動を通じて身体的な健康だけでなく、精神的な健康や社会性も育まれます。

運動によって筋力や持久力が向上することで、日常生活でもより多くの活動(勉強・仕事・社会活動など)を行えるようになります。また、運動を通じて周囲との関係やチームワークを学び、社会性やコミュニケーション能力が向上します。さらに、運動にはストレスを軽減し、気持ちをリフレッシュさせる効果もあります。

お子さまの可能性を最大限引き出していくには、運動は欠かせない要素と言えるでしょう。

GROWNIQUEはそのような観点から商品開発を行っています。親御さまの伴走者として、お子さまの成長を一緒に考え、お子さまの健やかな成長を支えるサポートをしていきます。我が子の理想の成長をサポートするために、ぜひGROWNIQUEを活用してください。


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