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ミクロとマクロをつなげる「思考法」としての側面(GTDは単なる仕事術・タスク管理ではない!)

GTDは単なる仕事術やタスク管理にあらず。それはごく一部であって、全体としては「生きるのに役立つ思考法」とでも言えばいいのかもしれません。

ミクロな部分(具体的な行動レベルの管理)

GTDといえば、コレ!というイメージなるかもしれません。

一つひとつの具体的な行動を明確にして、整理することで集中力を高め、物事を進めます。

物事を把握し、見極め、整理する。これだけでも手元はスッキリし、物事が回り出し、集中力も高まります。具体的なことは以下の記事参照です。

自分についてをある意味ミクロな視点で、整理されているリストが手元にあれば、安心して脳から「気になること」や「やるべきこと」を忘れて、行動に集中することができるようになるでしょう。

まさに、仕事術、タスク管理、といった部分です。

マクロな部分の入口(行動→望む結果へとつなげる)

GTDが仕事術やタスク管理の枠に収まらないのは、ここからです。

マクロな部分をもっているからであります。

具体的行動には、その先に「望む結果」があるはずです。

この「望む結果」を考えることはそれだけで視野を一段高めることになります。当然ながら「望む結果」は少し先の未来の話であるからです。

そして「何のために行動をしているのか?」という問いに対する答えにも「望む結果」はなっています。

そして、自分についての行動・望む結果が整理されているリストがあると人は安心することができます。

ここまではGTDのプロジェクトの管理という点で、タスク管理ともつながってくる部分ですが、それ以上のレベルになるとより「思考法」や「キャリア」といった色合いが強くなります。

マクロな部分(「望む結果」より上位の話)

「何のために行動をしているのか?」ということの上位にあるものは何でしょうか?

GTDの考え方であれば、その上は「「責任」や「重点」をどこに置いているか?」ということになります。

人間は生きていれば、重点を置く領域や項目があるはずです。

それは、仕事の役職や職種にあたるもの(課長、部長といったものから、営業や設計といったもの)であるかもしれませんし、プライベートでも大事にしたい領域(趣味や家族など)があると思われます。

実は行動やその望む結果といったものは、それらの重点を置く領域や項目を大事にしていくときに生まれてきます。

そして、そういった重点を置く領域や項目をこれからどうしていきたいのか?来年は?3年後は?5年後は?と考えることでより視点・視野は高まっていき、さらに遠く、さらに未来を見ようとすることになります。

一番上の視点(人生とその価値)

そして、GTDの考え方で一番マクロな視点といえるレベルにあるのが「人生とその価値」というレベルです。

つまり「人生で何を大事にしたいですか?」「あなたにとって大事にしたい価値観は?」といった問いかけになります。

GTDの面白いところは、こういったマクロな視点からミクロな行動の視点までをつなげて考えているところです。どうしても価値観と具体的な日常の行動は分けて考えてしまいがちですが、一つの体系の中で、つながっているものとしてとらえます。

そうなったときに、本当に大事にしたい「具体的な行動」が見えてくると思います。それが小さな行動であっても、進めることができれば、キャリアは絵に描いた餅ではなくなるわけです。





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