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「リスト」は一元管理する(GTDにおける「リスト」は脳機能の外部化にあたる)

GTDでは、「気になること」を把握、明確化し、最終的には「リスト」に整理します。その「リスト」についてです。

「仕事」と「プライベート」のリストを分けるリスク

よく「リスト」を仕事とプライベートで分けて管理しようとする人がいます。セキュリティー上そうせざるを得ない場合はしょうがないのですが、そこに問題がない場合には、「リスト」を仕事とプライベートで線引きして別途管理するやり方は、個人的にはオススメではないです。

仕事中に、プライベートのことを思い出すこともあれば、その逆もあります。そういった時にいちいち「リスト」を分けていると、それだけ不安が増します。例えば、プライベート用の「リスト」を家に置きっぱなしにしておくと出先で、

「そういえば、来週の大掃除の準備、まずどうするんだっけ?」

といった気持ちになった時に、確認してみることができません。最低限の対処として、気になったことを書き出しておいて、家に帰った時に、一気に確認したり、見極めたりすることもできますが、本来その場で「リスト」を見れば解消できるようなことまで溜めることになるのは、あまりよろしくないように思います。

「リスト」及びGTDシステムは脳の一部である

GTDの「リスト」は単なる「リスト」ではなく、運用においては自分の脳の一部分と見なせるものです。

脳機能の一部分をシステムにして外部化したもの、と言えます。そのおかげで、脳機能はフルに働かせられるのです。

ただしそれには、制限があります。「リスト」にアクセスできることが、その脳のフル稼働の条件にもなります。

そのため、「仕事用」と「プライベート用」と切り離すのではなく、どちらも「自分のリスト」として一元管理、常にアクセスできる状態にしておくことがオススメです。

それによって「不安感」や「気になること」を無駄にひきずらないことになり、スッキリ感が増し、ストレスも軽減されるでしょう。

(どうしてもリストを分ける必要がある人は、割り切るしかないでしょう。「気になること」の書き出しをよりしっかりとしておくことがキーになります)








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