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「夏が来た!」に必要な要素

本日(2021年7月18日)は、35度に迫る猛暑。湿度も高くて、いかにも日本の夏、といった気候となっています。関東は梅雨明けもしたので、夏が来たと言っても問題はないのです。

しかし、なぜだか夏が来た感じが薄い。

音だ!

なぜ「夏感」が薄いと感じたかといえば、「音」でした。

今年はまだセミの鳴き声を聞いてないのです。セミの鳴き声がないと感覚的には「単なる暑い日」であって「夏の暑い日」ではなかったのです(私の個人的な感覚ですが・・・)

季節を感じるのは、視覚や触覚(気温や湿度)だけではなく、たしかに聴覚という要素もあるように実感しました。

「沈黙の春」を思い出す

レイチェル・カーソン氏の「沈黙の春」の冒頭からの文章を思い出しました。こちらの文章は環境問題であって、生物の気配が感じられない春が来る危機感・怖さを綴っているので主旨は全然違うように思うのですが、

もしこのままセミが鳴かない夏が来たら、感覚的には薄い夏になるように思いました。

これは、ないものねだりのわがままかもしれません。

セミがうるさければ「だまれ!うるさい!」と思うのでしょうけど、先に暑い日になってみてセミが鳴いていなければ「物足りない」となります。

とはいえ、セミが来る前の静かな夏も「貴重な違和感」なのでちょっと得した気分の日曜日なのでした。

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